2024年4月29日

宮崎市内観光 ~バスに乗ってファミレスおぐらまで~

地方において重要な足はバスだ。沖縄も鉄道がなかったために、全島をバスが走っている。モノレールができても、カバーできるのは那覇市内の一部なので、通勤、特に通学には欠かせない。高校生は自動車免許を持てないし、バイク通学を許可している全日制の高校などあるはずもない。

バス車内

私も地元では車とタクシーで済ますことがほとんどで、モノレールですらめったに乗ることがないから、バスなんて10年以上も乗っていない。しかし旅行先や出張先なら話は別だ。レンタカーを借りるほどでも無いし、タクシーは便利だが味気ない。ゆっくり走るバスは、シートの位置が車よりも高いので、風景も楽しめる。

鹿児島でも桜島に行くのにバスに乗った。鹿児島市内限定のICカードしか使えずに不親切だと感じたか、宮崎のバスはSuicaが使える。

そうだよな。

観光地を走るバスがSuicaを使えないなど、ナンセンスだ。

フェニックスの街路樹

車窓からフェニックスの生える街中を眺める。乗客は年寄りばかりだ。

ん?

天気が気になる。昼には降水確率が90%だというのに、ホテルに傘を忘れてしまった。

どうしよう。

ま、なんくるないさー(汗)

バスは橘通りを進む。バス停が三丁目、二丁目、一丁目と続く。だんだんと建物の高さが低くなってきた。なるほど、用途地域で言うところの商業地域から住居地域へとバスは走っているのだな。宮崎市役所を左折して川原町にむかう。この辺りは通り沿いに一軒家が見え始める。

裁判所前

さて、いよいよ目的地の東瀬頭(ひがしせがしら)だ。前方に座るお年寄りが停車ボタンを押していた。しかし、この辺りはやたらと司法書士や法律事務所が多いなと思ったら、裁判所が近いのか。なるほど。

目指す先は「おぐら頭瀬店」。あえて本店を外すのだ。なぜなら、本日、この宮崎には全国から知人らが数百人ほど集まっている。私は一人でのんびりと食事をしたい。孤独を愛する五十歳なのだ。もうすぐ51歳なのだ。団体行動している輩の巻き込まれ事故には遭いたくないのだ。

そして、帰りはのんびりとホテルまで歩きたいのだ。雨は降るだろうか。運試しだな。

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