2020年9月28日

玉子かけご飯の進化~徳島から東京へ 夏~

玉子かけご飯の進化

徳島市ホテル白水園、繁華街そばに建つ、このホテルの朝食が好きだ。納豆はきちんと容器に入れられ、ネギが載っている。自宅でTKG、玉子かけご飯を食べることはないが、ここでは食べてしまう。生まれてから半世紀ほどは、どこの家庭でも同じ食べ方をしていた。玉子を容器に割り、箸でよくかき混ぜてから醤油を落とし、さらに混ぜてからご飯にかける。

いつの頃からか、玉子かけご飯専用の醤油なども商品化されヒットしていた。私の知人でも醤油がヒットして、一瓶買うと新鮮な卵がもれなく付いてくるという、よく分からない商売している者がいる。かつては酔うと壁ドンをよくしていたものだ。夜の街を歩きながら、おもむろにそこらへんの建築物の壁にドンと手をつき、下を向いてリバースしていた。

軽犯罪だ。

だが、数年前にANAの機内で観た「メシ友」なる番組で、正しい卵かけご飯の混ぜ方を知ってからは、半世紀に及んだ旧来のやり方を捨てた。人間は常に前を向いて進歩していかなければならない。まさに「古きを捨て新しきを得る。」なのである。

ホテル白水園 朝食

熱々のご飯の上で玉子を割り、白身だけを落とす。ご飯とよくなじませてから、ご飯の中央にくぼみを作り、黄身を落下させる。醤油ないしは出汁醤油を滴下し、軽く混ぜる。

旧来のやり方では、小さめの茶碗に玉子一個をかけると、サラサラになり、まるでお茶漬けのようになってしまう。子どもの頃、納豆には玉子の黄身だけを入れていた。白身を入れないのは、サラサラ納豆玉子漬けご飯になってしまうからに他ならないからだ。

今は亡き叔母に止められたにも関わらず、納豆に玉子全量を加えて、サラサラになったご飯は納豆の粘りをも洗い流してしまい、誠に食べにくかったこと今でも忘れはしない。だが、黄身だけを入れたのでは白身が余ってしまい、その処理に困ったのも事実なのである。

だが、半世紀を経て進化した玉子の混ぜ方では、ご飯がしっとりとなるだけであり、納豆を加えても粘りを損なうことなく、すべてがウインウインの関係性を成立させることができる。つまり、黄身と白身を同時に加えるのがサラサラ玉子漬けご飯の原因だったのだ。この偉大な発見をしたのは誰なのか、論文を検索すればわかるものだろうか。

徳島から東京へ

徳島から早朝便で羽田に移動する。着陸間際に車窓から眼下に東京ゲートブリッジが見える。新浦安に住んでいた頃はよく利用した道だ。これができたおかげで、下道でも羽田空港まで渋滞いらずでたどり着けるようになったが、新木場から若洲に入る交差点はいつも渋滞していた。その先にあるゆで太郎で、よく食事をしたものである。懐かしい。

東京ゲートブリッジ

機内からの光景では、少しもやがあってすっきりしない空であったが、会社に着くころには火がさしていい天気になっていた。商店街の街路樹が、一斉に黄色い花をつけている。ビヨウヤナギだ。

ビヨウヤナギ

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