2024年3月29日
ばんざいゆうたま

ゆうたまの中耳炎と妻の憂鬱 がんばれ新米ママ

ゆうたまが中耳炎になってしまった。夜中に目が覚めてトイレに行く。妻と子供たちは家族の寝室で、私は専用の寝室で眠っていた。用を足して、ふとリビングを見ると、いつもは閉まっているはずの寝室のドアが開いていた。

どうしたんだろう?

寝室を覗き込む。けいたまのそばで、妻が力尽きたように眠っていた。いつもはゆうたまのそばで眠っている。じゃあ、ゆうたまはどこに。いつも寝ているはずの位置にゆうたまがいない。

ああ、ゴロゴロと窓側に寝返りを打ったのだろうか。寝室の奥はベランダの窓になっている。くまなく探すが、ゆうたまが見当たらない。

え?

少し焦る。もう一度確認する。やはり寝室にゆうたまがいない。

え?

冷静に考えよう。私が寝る前に何があった?そうだ、ゆうたまが泣いていたので、妻がミルクを作っていた。「あと、よろしくね。」と妻に声をかけて私は眠ったのであった。ということは、ロビングのどこかにゆうたまがいるはずだ。

リビングを探すと、ゆうたまはテレビの前の床に横たわっていた。そばには飲みきって空になった哺乳瓶が転がっていた。お腹が膨らんだら、そのまま眠ってしまったのだろう。妻はけいたまを寝かそうとして、一緒に眠ってしまったのだろう。なんせ、妻は「のび太」と同じくらい、眠るのが早い。

熟睡しているゆうたまを抱き上げる。首筋が汗でびっしょりだ。布団やタオルの上ではなく、床に寝かされていたから、水分を吸収するものがない。体も冷えてしまっていた。慌てて寝室に連れて行き、汗を拭き、布団をかけて温かくした。目覚めた妻が、なぜ自分はここに寝ているのか、不思議そうな顔をしている。

「ゆうたまがリビングで冷たくなってたよ!」

青ざめる妻。そばに眠っているゆうたまを見て、安堵の表情を浮かべた。

これが原因で中耳炎になってしまったゆうたま。病院で切開して膿を出した。抗生剤を出されたのだが、下痢してしまって飲めなくなり、点耳タイプの抗生剤に切り替わった。耳垂れが無くなるまでは保育園にも行けない。

「リビングにゆうたまを放置したから、バチが当たった…」

へこむ妻。仕方ない。とにかく、ゆうたまが治るまでは、こまめに病院に行こう。週末には一歳の誕生日を迎えるから、それまでに治ったらいいね。

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