2024年4月26日
ふくべ大滝

白山白川郷ホワイトロード 白川郷〜白山

体調がすっかり良くなった。ゆっくり休んだし、酒も飲んでいない。飲んではいるが、自分のペースでほろ酔いまでしか飲んでいない。

これが本来の酒の嗜(たしな)み方だ。

勢いに任せて一気したり、濃い酒を飲んだり、午前様などできる歳ではない。それをやると、次の日は調子が悪い。二日酔いではないが、体に負担がかかっているのは間違いないのだ。

そうではない。

自分のペースでゆったりと適量を飲む。早めに休む。だから早起きしても気持ちがいい。年寄りは遅くに寝ても、朝方に目が覚めてしまうものなのだ。起きてしまうと眠れない。睡眠のタイミングを逃してしまうと戻れない。

これが老化というものだ。

体調がすこぶる良くなったとは言え、油断は禁物。ゆとりを持って行動だ。朝早くに朝食を済ますと、八時前にホテルを出た。高速で白川郷まで行き、再びホワイトロード経由で小松空港を目指した。

白川郷展望台

高速を降りてホワイトロードに入る。ぐんぐん登って最初の展望台を目指す。一昨日と違い、対向車線から車が走ってくる。紅葉シーズンだ。多くの人が来るのだろう。さて、到着…駐車場がいっぱいだ。ここに車を停めて登山する人が多いためらしい。ぐるぐる回ること数分、ようやく停めることができた。白川郷展望台駐車場だ。

白川郷方面を望む。雲海が美しい。下が盆地であることがよく分かる。白い雲の下は白川郷がある白川村。雲の下から登ってきたのだ。展望台の標高は1400m。このあたりが一番高いようである。

駐車場から道を渡り、展望台に向かう石段を登る。お年寄りでも、苦労せずに登れる。

展望台に着くと少し広い空間があり、説明用のパネルも設置されている。ここからも雲海を眺めることはできるが、切れ間に白川郷が見えた。

白川郷展望台を後にして、石川県に向かって進む。紅葉が美しい。対向車線を走る車はどんどん増えていく。一眼レフを首から下げたお年寄りが、美しい紅葉をカメラに収めんと、路肩に車を停め、道を歩く。気持ちはわかる。私だって、ここで車を降りて紅葉を満喫したい。だが、危ないし迷惑だ。平日にやってほしい。

白山展望台

数分で行きに寄った白山展望台駐車場に着くが、満車だったので、その先にある小さな駐車スペースに車を停める。紅葉が美しい。

谷側を見ても、樹々が色づいている。秋晴れと紅葉の組み合わせ、久しぶりに見る景色だ。沖縄では見られないから、私のとっては、内地でタイミングが合った時にしか出会えない光景なのだ。

国見展望台

蛇谷(じゃだに)園展望台駐車場も満車。一昨日に立ち寄ったところは、車を停められる状況ではなかった。国見展望台でようやく停めることができた。

標高が下がってきたからか、石川県側に入ると樹々の色付きはいまいちである。こちらは11月に入ってから楽しめるのだろう。

ふくべ大滝

ふくべの滝 案内板

一昨日も来たフクベの大滝だ。反対車線は大渋滞。車を停めると、展望台から滝を望む。午前中だと滝にちょうど陽が当たる上に、雲ひとつない秋晴れの空。素晴らしい景色だ。

ふくべの滝

展望台からだと少し斜めから滝を見ることになるが、駐車場からは正面から滝口を望むことができる。一昨日は午後だったために、東側を向いている滝が影になっていたが、今回は午前中なので、ばっちり陽が当たっている。その代わりに速いシャッターしか切れないために、滝の写真の醍醐味である、糸のような水の流れを撮ることができない。

岩底の滝

岩底の滝 案内板

最後は岩底の滝だ。もうすぐ出口なのか、石川県側から来る人たちの目的は、岐阜県側の紅葉のためだろう、停めてある車は少ない。

渓谷

駐車場から谷底を流れる川を眺める。滝を探すが、木の陰でよく見えない。

岩底の滝

西向きなので、一昨日に撮影しておけばよかった。これでホワイトロードは終わりだ。一昨日とは違った趣の風景に出あえた。二週間もすれば、この道は一部閉鎖され、冬にはまったく通ることができなくなる。次に訪れるのはいつの日か。ぜひとも家族を連れてきたい。

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