2020年9月22日
有明蔓

けいたまと味噌汁と野菜 イヤイヤ期は自我確立の時期

離乳食の頃は平気で野菜を食べていたけいたまが、二歳が近づくにつれて野菜を食べなくなった。

誰もが一度は通る道だ。

通称「イヤイヤ期」、自我が芽生え、自分の意思をはっきりと表現するようになる頃だ。両親に気持ちの余裕がないと、イラついたり手が出てしまうと思う。

しかし子供はおもちゃでもペットでもない。自分では何もできなかった赤ちゃんから人間へと成長する過程なのだ。けいたまはガンとして野菜を食べない。幸いアンパンマンの野菜とりんごジュースは大好きなので、それを飲ませつつ、食事は野菜の味がしないように味付けを工夫するしかない。

納豆は大好きだ。海苔も好きだ。納豆にネギを入れても平気で食べる。そんなけいたまも、保育園でみんなが野菜を食べてるのを見て、負けん気が働いたのか、少しずつ野菜を食べるようになった。ところが、昔から大好きだったはずの味噌汁を嫌がるようになって数ヶ月が過ぎていた。

蜜を吸うホシホウジャク

なんでかな。大好きな豆腐すら嫌がる。

私は味噌にこだわりはあまりない。美味そうな味噌なら何でもいいので、同じ味噌を続けて買うことはまずない。以前は出張先で味噌を買うことが多かったのだが、今回は急に味噌が切れたので、沖縄のスーパーで買ってきた。そして翌日、いつものように妻が朝食を準備したのだが、けいたまの様子がいつもと違う。

味噌汁を自分で食べている。お嬢のけいたまは上げ膳据え膳なので、家では自分でご飯を食べない。私か妻が食べさせている。

もうすぐ三歳なのにどうなのよと言う人もいるだろうが、どうせもうすぐ何もかも自分でやりだすのだ。ご飯を食べさせられるのも今のうちなのだから、楽しんで食べさせているのだ。そしてご飯の食べ方、それは食器の使い方ではなく、おかずを食べる順番などを身体に染み付かせる。

そう、これは食育なのだ。

最近、十歳年上の従兄弟から聞いた話なのだが、私は三歳の時でもご飯を食べさせられていて、しかもボロボロこぼしてまともに食べてなかったそうだ。ご飯を食べさせているのは、私の世話係をしていた、子供を育てたことなどない若い女性だ。二十年ほど前に急性白血病で若くして亡くなった。

けいたまはこぼさずにしっかりと食べる。美味しいものは自分で食べる。そのときはこぼしもするが、仕方がない。最初から上手くはいかないのだ。

登園中のけいたま

そのけいたまが自分の手でスプーンを持ち、味噌汁を食べている。野菜も気にせず食べている。

何が起きた?!

「あっ!」

妻が言った。

「味噌だ!前の味噌は甘口だったけど、今回の味噌は甘くないから、けいたま食べてるんだ。」

我が家の味噌汁は具沢山。野菜の甘みと味噌の甘みで美味さ倍増なのだが、チョコレートよりも「うにせん」が大好きなけいたまには甘すぎたらしい。野菜の甘みとキリッと締まった味噌汁の味がけいたまの口にマッチしたのだ。

おお!食べる食べる!

最近はいろんな形で野菜を食べるようになった。毎朝の納豆には、キュウリのぬか漬けをみじん切りにして混ぜている。便秘が改善されているように感じる。そう、ぬか漬けとは乳酸菌発酵なのだ。こうして焦らずに、調理を工夫しながら、けいたまが野菜サラダを食べる日が来るのを待ちわびるのであった。

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