熊本県人吉市へ
東京オフィスでの会議後に羽田空港へと戻る。鹿児島への便はバスでの案内であった。空港の大地を踏みしめ、タラップから乗り込む。いい天気だ。
沖縄から羽田乗り継ぎで鹿児島へ。なんと非効率な動きであろうか。だが、世の中には色々と謎がある。特に午前便の那覇発羽田行きの便から降りるときのアナウンスだ。
「このあと沖縄行きに乗り継ぎの…」
え?沖縄から羽田で沖縄行きに乗り継ぐの?アナウンスされている便は一時間もせずに沖縄へと向かう便なのだ。東京どころか羽田空港に一時間も滞在しない。搭乗ゲートに置かれた案内便にも沖縄行きの便が記載されている。
なんのために?
こうやってマイルでも稼いでいるのだろうかといろいろ想像を巡らせてみるが、ピンと来ない。生鮮品やもしくは宅急便をなんらかの方法で羽田で受け取って沖縄へと持ち帰るのだろうか。
分からない。
鹿児島空港からはレンタカーを借りる。高速を爆進、なんてことはせず、制限速度で走る。この辺りは山間部で、トンネルが多い。四十分ほどで人吉にたどり着いた。
まさかの晩飯難民
ホテルに荷物を置いて一息つくと、ディナーを食べに街に出た。地元民からは二軒の店の情報を仕入れた。別の地元民からは、今日は平日なので店は空いてるでしょうとアドバイスされた。
ラーメン竜。四年前に妻と食べにきた店だ。男気ジャンケンに巻き込まれ、知らない男性がお代をすべて払ってくれた。懐かしい店だ。今日はラーメンの気分ではないのでパスなのだ。
おまかせ左文字。食べログでも評価の高い店だ。ドアを開けて店に入る。
満席やん。客がいっぱいで入れんがな!ガセつかませやがって!💢
続いてのイナホ家も、今日は早仕舞いで入れてもらえなかった。どないなってんねん!
ああ、この見知らぬ街でなんの情報もない中、私はどこで食事をすればいいのか。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。