2024年4月27日
美幌島手から望む屈斜路湖

北海道美幌町 訪問記

ホテル アーバン

北海道美幌町。女満別空港から車で10分ほどのアクセスの良い街だ。昔からこの辺りの交通の要所とのことらしい。夏にも北見から根室への移動中に通り過ぎ、美幌峠で屈斜路湖の素晴らしい眺めを見た。今回、たまたまこの街を訪れ、昼と夜と食と観光を楽しんだ。もちろん、遊びに来たのではなく、仕事である。会議である。よって、拘束時間も短くない。自ずと夜しか自由時間が取れないのは仕方がない。

ホテルはなかなか年季の入った、昭和と歴史を感じさせる建物だ。エレベーターには「開」ボタンしかない。「閉」がないのに、ついつい押してしまうから、なかなかドアが閉まらない。

美幌町 ホテル エレベーター

一階の朝食コーナーは、昼間はカラオケスナックだ。年配者が聴いたこともない古い曲を講じていた。室内にはあれをするな、これをするなと、手書きの注意書きがここかしこに貼られていた。ツインの部屋なのだが、置いてあるベッドはシングルとダブル。

もう、ツッコミどころ満載なのだ。

美幌町 紅葉

青葉荘 特製かに弁当

朝から式典のためにホールに向かう。途中、雲の多い空をバックに真っ赤なモミジを見た。道東は冬が早い。もう紅葉が始まっているのか。二時間ほどで式典は終わり、美幌峠の視察に向かう。

え?着替え?ヨガ?なんの話?

視察は美幌峠の道の駅なのだが、その内容にはヨガが含まれるとのことだ。

聞いていない。

資料を確認すると、間違いなくヨガ体験と書かれていた。

マジか?!

仕方ない、ヨガは見学することにして、私は付近を散策することに決めた。移動中のバスで昼食。手渡されたのはカニ弁当。

美幌町 青葉荘 特製かに弁当

弁当か。美幌駅すぐ近くに位置する旅館、青葉荘の特製かに弁当である。美幌町は内陸部に位置するために海産物が獲れない。そこで加工に力を入れた製品が少なくないとのことだった。

パッケージは美幌峠からの屈斜路湖だ。淡水湖だ。カニはいない。仕方ない、温かいものを食べることを諦めて、弁当を食べることに決めた。なんせ朝飯を食べてないのだ。蓋を開ける。ハシでひとつかみ、食べてみる。

え?

なにこれ?

美幌町 青葉荘 特製かに弁当

カニと内子(カニの卵)と錦糸玉子の甘みと風味が重なり合い、少し温かみが残るご飯と混じりながら、口の中に風味が広がる。

美味い。

これは美味い。隣の席の北海道民も言う。

「こんなに美味いカニ弁当は初めてかもしれない。」

んだんだ。同意だ。あっという間に平らげた。

美幌峠

美幌峠から望む屈斜路湖
屈斜路湖

バスが美幌峠に着くと、まずは峠を視察。残念ながら天気は曇り。昨日はすごくいい天気だったそうだ。定番の景色を見ると、私ひとり、峠の頂上まで歩く。夏に来た時は立入禁止だったのだ。

美幌峠 遊歩道

階段を歩いて登る。それほど急ではないので、苦しくはない。

美幌峠 眺望

眼下には美幌峠の道の駅と国道を見渡すことができる。

美幌峠 眺望

頂上は平らな石が大量に転がっている。

美幌峠 眺望

峠の向こうは草原が続いていた。

峠から降りて道の駅に戻ると、スーツのままでもできますよと勧められるままにヨガ初体験。あらゆる手で身体を伸ばそうとする姿勢を強要される。あちこちが痛い。汗が吹き出る。ヨガってこんなに激しいものなのか。知らなかった。

最後は静かな音楽聴きながら瞑想。ああ、このイメージしか知らない。ここに至るまでにハードな運動で身体をほぐすわけだ。翌日は筋肉痛を覚悟したが、なんともなかった。けいたまやゆうたまを抱っこしたりしているからか、意外に体を使っているのだな。

そして夜は大懇親会

美幌市街に戻ると、屋外での懇親会。600名ほどが参加していた。それが終わると繁華街での二次会だ。そして三次会には行かずに、またもや単独行動。腹が減ったので焼肉店へ。そして帰還。

大懇親会

美幌。

やっぱり飲み食いして終わりだったな(涙)

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