2024年4月26日

兄妹の邂逅 初号機トミーとゆうたま

家族がまあまあそろった

ゆうたまが生まれてちょうど二ヶ月。沖縄では梅雨も明けていい天気だ。昨晩はアメリカに留学している初号機ことトミーが留学生仲間の中国人三人と一緒に沖縄に来た。大学は夏休み。ダイビングの資格を取るのだと言う。

最新型の三号機ことゆうたまが、初対面のトミーに抱かれた。

ほらー、お兄ちゃんだよ。

ゆうたま、ギャン泣き。

トミーとゆうたま

ま、こんなもんだろう。

子連れOKの馴染みの小料理屋で、弍号機のけいたまにゆうたま、妻とトミー、家族がまあまあ揃った。零号機のはるはるは東京で浪人中だから、そうそう沖縄には来れない。大学に受かればいつでも来れるのだ。

トミーの友達、中国人一行はさっそく珍道中を繰り広げたらしい。留学生仲間だけあって、皆、育ちが良さそうだ。一人は香港籍だと話していた。女子二名と来ると聞いていたのに、彼女がいない。

あれ?別れた?

帰宅してから妻に聞いたのだが、トミーは彼女を中国に置いてきたとのことだ。

大丈夫かよ?

最近の若者は、アベックでもない彼女と一緒に旅行したりするものなのかのう。って、自分も若い頃、同じようなことを散々していた気がする…

竜ケ崎の思い出

妻とトミーは昔から仲がいい。トミーが九歳の時に妻(当時二十五歳)が酔ってガチ切れしたことはあったが、あの頃は茨城県龍ヶ崎市に住んでいたな。そう、強そうな地名ランキングで一位の街だ。駅前の街灯の下にカブトムシが落ちているようなのどかな場所だ。

トミーが釣りに行きたいと言えば、妻が一緒に付き合っていた。

小貝川で釣りをするトミーと妻
小貝川で釣りをするトミーと妻

私と妻にとって「龍ヶ崎」はコロッケの名前でしかない。

ほとんど知られていないだろうが「龍ヶ崎コロッケ」はマジで美味いのだ。特にランドロームのは最高だ。ちなみに隣町にあるランドローム利根町店でも同じコロッケが違う名前で売られていた。

中国組はゴーヤーチャンプルーのゴーヤーのみをきれいに残していた。苦いらしい。

これが若狭か。違う、若さか。ここは松山だ。(注:那覇市松山は那覇市若狭に隣接している。若狭も飲み屋街である。)

中国人と馬肉の関係

「刺身が食べたい。」

トミーが言うので、急ぎ馴染みの寿司店に連絡すると、今日は空いてると言う。妻と娘達を残して、寿司店に向かう。

さて、何を食わせるか。

食べれないものはあるかと尋ねると、特にないと言う。

本当だな?

馬肉も食えるのだな?

日本人にはピンと来ないだろうが、中国人にとって馬肉は、日本人にとって犬肉に等しい。

それくらい食べるものではないと言うことだ。

さあ、食ってみろ、馬刺しだ!え?食べ方をレクチャーしろと?ほら、玉ねぎを馬肉で巻いて、生姜ニンニク醤油につけるのが私の好みだ。

うん、美味い。ずみ!

馬刺し盛り合わせ

え?ユーチューバーなの?録画された?俺、中国にさらされちゃうの?まあいい。そんな人生もあるだろう。

馬刺しはみるみる無くなった。馬だけに美味かったらしい。特にタテガミは驚かれた。友達の一人が質問してきた。トミーが通訳する。

「これって進撃の巨人の弱点だよね?って聞いてるよ。」

その通りだ。さすがお前の友達だけあるな。全員、日本のアニメおたくだ。話が盛り上がる。

沖縄を楽しんでくれたまえ。

こちらの記事もどうぞ: