防府に来たら天満宮をお参りするのがこの地の通過礼儀のようだ。昨日、知人らが天満宮を訪れたらしい。私は天気が悪かったので行かなかった。しかし、今朝は晴れている。土曜日の朝九時前なら人も少ないだろう。会議は十時からだ。空き時間を利用して天満宮を訪れた。
参道に人はほとんどいない。店もまだ空いていない。
参道を進むと石段がある。結構な高さだ。
石段の手前左側に大専坊の跡がある。坊とは寺社の管理をする昔の事務所だ。大専坊は14世紀の南北朝時代から明治維新まで使われていたとのことだ。防府天満宮には全部で9つの坊があったそうだが、明治に入って神仏分離令により、他の坊は破壊された。大専坊だけが破壊を逃れたそうである。
石段を上がったところに天満宮の楼門があった。美しい建物だ。
右手には手水舎(ちょうずや)がある。
境内には梅の花が咲いている。
こちらは桜の花だ。桃と梅の花の区別の仕方をネットで検索すると、同じ悩みを持つ人が多いようだ。花びらが丸いのが梅、尖っているのが桃、割れているのが桜だそうだ。なるほど。花びら5枚で先が割れている、よくイラストになっている一重桜の花だ。
楼門を別の角度から見たところ。
奥に進むと拝殿が見える。
二礼二拍一礼にて参拝する。
楼門と梅花の組み合わせ。
白梅も咲いている。
石段の上から下を望む。ちょっとした迫力がある。
清々しい空気の中、一人参拝を済ませる。快晴の天気のもとで、静まり返った天満宮を満喫できるなんて、贅沢この上ない。
さて、会議にいくとしよう。
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