2024年4月29日
プレミアム御膳

ANA プレミアムクラス 福岡−千歳

二日続けて機内食

昨日のランチもプレミアムクラス御膳だった。先週のメニューと同じだった。同じ路線だから、同じメニューなのだろう。感想も前回と同じ。いい意味でも悪い意味でも、味は変わらず。なんか負けた感がハンパない。

昨晩、飲みすぎたせいというよりも、締めにラーソーメンを食べたせいか、腹が減っていない。それにカロリー調整も必要だ。朝食は軽くおかゆと明太子。別にどこでも食べれるのだが、博多に来たら明太子を食べねばという義務感というか、ノルマにかられてしまうのは仕方のないこと。

朝は一杯の牛乳を飲むのが日課なのだが、自宅で愛飲している宮平低温殺菌牛乳など県外にあるわけもなく、仕方なく朝食会場の牛乳を飲むが…なんだ、これ。

不自然に甘い。

乳飲料か?空港のラウンジの牛乳も同じような味がする。

これから空港に行き札幌へと向かう。夕方から会議だ。直行便は1日1便。昼をまたぐ時間帯ということは、今日のランチもプレミアムクラスの弁当だ。ああ、まさか昨日と同じメニューな訳はないよな。

若干の不安が残る。

10分遅れで離陸した飛行機が安定飛行に入ると、例によってCAが食事を運んでくる。今日のメニューはなんだ?

本日のプレミアムクラス御膳

さて、いただくとする。炊き合わせは薄味。冷たい。知覚過敏なら痛いはず。ニンジンは甘さがない。ほのかにエグミが感じられる。子供が嫌がる味だ。さやえんどうはシャクシャクすぎてもう少し火を通したほうがいいのでは?いつも思うのだがプレミアムクラスの食事に出てくるインゲンやエンドウは筋が付いたままだ。食べにくい。ナスはまあまあ。揚げ油の甘みがする。

ちくわ磯辺揚げは冷めているのは仕方がないがモサモサして粉っぽい。ゴマ酢和えはほのかにゴマの味がするが、酢の物にしては酸味がなさ過ぎて、味が締まらない。厚焼き卵は普通。可もなく不可もなく。サーモンは生臭い。もっとしっかりと焼くべき。焼き目がついてはいるが、スチームで調理したのだろう。無理だ、これは残す。ごめんなさい。つくねも普通の味だ。冷たい。ご飯は薄い塩味で、トウモロコシの甘みがいい。豆はなんだか味がしないな。

元来、弁当は冷めたものだ。朝に作った弁当を昼に食べる。しかし、時代と共に弁当は姿を変えた。「ほか弁」の出現で「弁当=冷たい」ではなくなった。さらに、コンビニの台頭で、弁当は温めて食べることが当たり前になった。コンビニの弁当は冷蔵されているが、電子レンジで温めなおすことが前提だ。結果的に温かい食事ができる。

ほか弁や総菜店、スーパーの弁当は作りたてが常温で並べられている。弁当は冷めるが、冷たくまではならない。物によっては電子レンジで温めなおすこともできる。しかし、駅弁や空弁は冷蔵されていることが多く、温めなおすこともできない。早朝に工場で作られ朝方に店頭に並ぶのだから、衛生面から冷たくなるのは仕方がないと思う。

だが、冷たいご飯は「冷や飯食い」という言葉からも美味しくないものだ。「冷めても美味しいご飯」はあっても「冷たくなっても美味しいご飯」はないのだ。

プレミアムクラスの食事も、ご飯は温めてあるがおかずは冷蔵庫から出したままだ。冷めただけなら美味しいおかずも、冷たくなれば味が大きく変わってしまう。美味しい食事の基本は、冷たいものは冷たく食べる、温かいものは温めて食べることだ。それでなければ冷めても美味しいように味付けをする。だけども、味ではなく衛生面と言う、違う物差しで冷蔵してしまうと、温かいものも冷たく食べることになり、食感も味も悪くなる。見た目に綺麗でも、美味しくなければ意味がない。まして、残してしまうようなおかずを作るのは、エコの面からも犯罪だと思う。

期待ハズレの店に入ったときは記事を書かない。disるのが目的ではないのだけど…プレミアムの御前は何とかして欲しい(涙)

温かいお茶を頼んだら抹茶クッキーが付いてきた。うれしい。なぜなら、昨日はチョコクッキーを出されたので、返してしまった。チョコは苦手なのだ。

まもなく着陸態勢だ。窓の景色は津軽半島。この風景を見るたびに津軽海峡冬景色が脳裏に流れる。

「ごらん あれが竜飛岬 北のはずれと」

左上の先端が竜飛岬。右上は北海道。

今では青函トンネルの入口だ。新幹線も走っている。さあ、今晩はうまいものが食えるかな。その前に、仕事、仕事(汗)

お食事のご案内/ANAプレミアムクラス

こちらの記事もどうぞ: