2024年4月26日

ゆうたま 生後三週間 ~ハルハルの引っ越し~

ゆうたま 生後三週間

子どもが生まれたばかりの頃は、とにかく可愛くて仕方がない。愛おしくてたまらない。笑顔に喜び、ミルクを飲むのに感動し、うんちの色に一喜一憂していたはずなのに、四人目なのに、上の子たちの生後一ヶ月の細かな記憶が残っていない。零号機と初号機の双子のときは、前妻の両親が中国から日本に来て面倒を見ていた。

ゆうたまは、起きてる時に抱っこされていないと不安になるようで、とても甘えん坊だ。お風呂が大好きだ。お腹が空いていても、お湯に浸かると至福の表情を浮かべる。ミルクの量もだんだんと増えてきた。母乳だけでは足らないので粉ミルクと混合だ。

粉ミルクというが、私たちが愛用しているのはキューブで、スプーンで計量する必要がない優れものだ。外出時の携帯も楽なのだ。一本のスティックに五個のキューブが入っている。一個で40mlのミルクになる。今は毎回二個を消費している。お湯は「蒸気レスとく子さん」で沸かしておく。まったく蒸気が出ないので、ポット周りは常に乾燥していて清潔だ。哺乳瓶は食洗機の80度すすぎなので、洗い終わった後に電子レンジで滅菌することなく、すぐに使える。

とにかく、家事は省力化して楽せねばならぬ。

娘と飲む

ある日突然、零号機ことハルハルが、北京から田無の方に引っ越してきた。日本の大学を受験するためだ。中国に住んでいた頃は、富裕層の前妻からそれなりに小遣いをもらっていたのだが、日本では月五万円だと言う。住むところと予備校の学費はすべて前妻が出しているし、学生寮はワンルームマンションで三食付きなのだから、それでやれそうに思うのだが、話を聞くと、寮の飯は食えたものではないらしい。寮生の八割が男子とのことで、質より量を重視する食事は、グルメの彼女の口には激しく合わないとのことで、自炊を決意したそうだ。

調理道具も何も持ってないので、買って欲しいとのことで、買い物に付き合う。家電品も何点か買った。高校の後輩の島田が、たまたま近くに住んでいたので、車を出してもらい、案内までお願いして、日本での生活に必要な物資を調達した。

さ、ご飯食べよう。

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