札幌雪まみれ
今シーズン、初めて雪が残った札幌の街は、シーズン初めのせいか、なかなか混乱していた。とにかくタクシーがいない。乗ってもゆっくり走るから目的地に着くまで時間がかかる。雪が積もったばかりなのに、気温は高くなったり低くなったりで、溶けたり凍ったりを繰り返すために、路面の状況はどんどん悪くなる。
車はほぼドリフト走行だ。
タクシーの運転手でも、滑る車を制動することはできないので、どこまで車が滑るのかを予測しながらゆっくりと走っている。結果的に道は混むし、予約したタクシーはなかなか来ない。サツエキ(札幌駅)前はタクシーで大渋滞だ。降車場も空きがないので、ガチンガチんに凍った雪が残る場所で降ろされるから、気をつけないといきなり滑って転ぶことになる。
凍った路面の歩き方
雪国では車から降りるときに、路面と靴底が平行になるように足を下ろすのが鉄則だ。しかし内地の人間はつま先やかかとから凍った路面に降りようとする。
危険である。
そんな一箇所に荷重が集中するような降り方では、氷の接面積が小さくなるので滑るに決まっているのだ。もちろん、靴はゴム底の防寒靴でなければならぬ。夏靴では凍傷になりかねない。滑るだけではない、靴が浅いと氷がなければに入り込んでくるのだ。靴底が薄ければ、路面の冷たさが直に足に伝わるのだ。
網走から八時間かけてたどり着いた特急オホーツク号も雪で真っ白だ。今年一番の寒さではないだろうか。
ついに本格的な冬が北の大地にやってきたのだ。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。