一軒目の鳥八に行くときに、タクシーがビルの前までは行けないと話していた。なんでも五条通りが通行禁止になっているとのことだ。ラウンドワンの近くで降ろしてもらうと、確かに道は封鎖されていた。
あれ?
歩行者天国と化した五条通りにバニーちゃんがいる。
なんで??
札幌では大変有名な店で、私も何度か行ったことがある「million」のバニーたちが、昼間の路上を闊歩しているのだ。スナックやガールズバーが露店を出して、用意されたテーブルと椅子で食事ができるようになっている。
今日は祭りなのだろうか。私は鳥八に向かった。
食事が終わり、ビルの二階でエレベーターを待っていると、窓から人混みが見えた。祭りが盛り上がっているようだ。
しばらく見ていると、掛け声とともに神輿がやってきた。しかも女神輿だ。同行している沖縄人には内地の祭りが珍しいようだ。食い入るように見ている。私は祭りが嫌いだ。人混みがダメなので、行きたいと思わないが、ここなら快適だ。二階なので地上との距離が近い。雰囲気も感じ取ることができる。これなら問題ない。
続いて山車がやってきた。なかなか大きい。山車の上ではお囃子を奏でている。日本の祭りだのう。この雰囲気を味わうのは久しぶりだと思う。
二階から地上に降り、二軒目の店へと向かう。人でごった返してはいるが、歩くのにはそれほど支障がない。子供の頃に連れていかれた祇園祭りや大文字焼き、川越祭りは歩くのが大変で、まるでラッシュ時の埼京線のようだったが、これくらいの人混みなら問題ない。地上から見る山車も、また迫力がある。
今度はよさこいだ。ソーランよさこい祭りで有名になったよさこいは高知の祭りだ。四国では阿波踊りと並び称される。ただ、知名度は札幌が圧倒的に上であることが、いごっそう(高知の男性)やハチキン(高知の女性)には面白くないらしい。
そりゃ、そうだな。
ダイナミックな踊りを見つつ、目的地を探す。そろそろ予約の時間になってしまう。後ろ髪引かれるように、全員でその場を去った。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。