夏はビアガーデンの季節だ。外で飲むビールは格別だ。
本当だろうか。
若い頃は東京にいたから、夏になるとデパートの屋上で開催されるビアガーデンに何度か行った。しかし、暑い。ジメジメして汗も出る。つまみはプラスチックのカップに入った枝豆や唐揚げ。祭りの縁日と同じレベルだ。それでいて高い。
今や猛暑で屋外のビアガーデンは地獄でしかない。そもそもまだやっているのか。那覇でも何度かビアガーデンに呼ばれたが、暑い。食い物も大差ない。焼肉パーティーなら我慢もするが、ビアガーデンはとにかく嫌いだ。
私にとって似たようなものにナイター観戦がある。野球場で試合を見ながら飲むビールはサイコーだと人は言うが、野球好きはそうかも知れないが、私は野球に興味がない。行くのも面倒、帰りはもっと面倒だ。後楽園、ではなく東京ドームの観戦チケットをもらっても嬉しいとはちっとも思わない。
祭りもそうだ。人混みで汗をかいて踊って騒いでみんなと一体化とか、好きな人はいいだろうが、人混みが大嫌いで人酔いしてしまう私には、絶対に近づきたくない場所だ。テレビで見ていれば十分だ。妻も似たような性格なので、那覇生まれの那覇育ちにもかかわらず、那覇祭りを一度も見たことがないという。
人と人とは、もっと物理的にも心理的にも距離を取った方が健全じゃないかと思うのは、私だけだろうか。
ところが北海道だと話は変わる。毎年、札幌駅前に開店するビアホール。涼しいのだ。下手をすると寒い。もちろん、食い物も豊富だ。美味そうなものがたくさん売っている。ビールも4.5リットル入りのサーバーで提供されるのだ。もちろん、北海道ならサッポロ黒ラベルなのだ。サーバーの真ん中に氷タンクがあるため、ビールは冷たいままなのだ。
トイレも完備されている。
17時に会議が終わり、懇親会までの一時間、皆でビアガーデンを楽しんだのだった。
こちらの記事もどうぞ:
アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。