2024年4月28日

新宿歌舞伎町で外国人が利用する民泊体験

アメリカの大学に留学している息子のトミーが、休みを利用して日本に来た。留学先で一緒になった中国人の友人と一緒だ。沖縄でダイビングを楽しみ、東京に戻ると、予約していた民泊のマンションに向かった。

ところが、指示された部屋に行ってみると、別の家族がすでに部屋にいた。息子は数日前にairbnbでこの部屋を予約したが、2日前にキャンセルされた。管理人に連絡を取ったところ、それはシステム側のミスで部屋は用意してあるから大丈夫だと言っていた。

急ぎ管理人に連絡したところ、別の部屋を用意したという。そこで待ち合わせすることになり、はるはると二人でタクシーに乗って指定されたマンションに向かった。

え?

歌舞伎町ラブホテル

ここって、歌舞伎町ラブホ街のど真ん中だよ。一階には怪しいスナックが数件。オンボロのエレベーターに乗って五階に向かう。あちこちに貼り紙が。

「住人名簿にない人を部屋に泊めないでください。」

ここって民泊禁止の物件なのでは?エレベーターが着いた。部屋に向かう。チャイムを鳴らすと、息子が顔を出した。

「見てくれる?」

部屋の中に入る。嘘だろう?これってワンルームだ。ベッドも一つしかない。ここに四人泊まるのは、不可能だし、そもそも違法じゃないのか?息子は再び管理人に電話をして苦情を言う。別の部屋を用意したから移動しろとのことだ。

新宿ゴールデン街

文句を言わないとまともに泊まれないって、ここは日本か?次のマンションは新宿二丁目に近い。ゴールデン街を通る。ラブホ街の次は二丁目か。ここもあまり触れられたくない思い出のある場所だ。

ひげガール

移動中に見かけた広告車。こんなのが出せるくらい儲かっているのか。絶対に行きたくないがな。好きな人は好きだからなあ。

少し迷ったがたどり着いた先は、新築っぽい小綺麗なマンションだ。外国人とすれ違う。民泊用に作られた投資用マンションのようだ。息子が管理人から伝えられた暗証番号でポストを開けると鍵があった。私を残してエレベーターで上に向かう。荷物が多くて全員乗り切れないのだ。中の様子がモニターで見れるのが面白い。

監視モニター

部屋に入ると、今度は2LDKだ。冷暖房も完備。問題ない。なるほどね、コンドミニアム感覚で広い部屋を借りて大勢で泊まるには、民泊が便利だし、安い。私も今度、家族旅行にAirBnBを活用してみようかと思った。

部屋で一息ついて、ようやく安心した一行は、夜の新宿を探検しに出かけたのだった。

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