岐阜城
日本商工会議所青年部の全国大会がこの岐阜の地で開催される。参加のために宿泊してるホテルの部屋から岐阜城が見える。山の頂にそびえたつ、独特の城だ。かつて織田信長が根城とした城である。日本の城は戦のための城と政治のための城の二つがある。戦のための城は要害と呼ばれる、攻略しにくく、見晴らしのいい山の上に築城された。名古屋城や大阪城、江戸城は山の上にはない。これらは江戸普請として、天下に誇示することで権力を見せつけるために作られたのだと思う。
沖縄の首里城も山の上にあるが、あれは琉球王が天に一番近い、つまり一番高い場所にいて下を見るためなのだと思う。事実、那覇新都心に建つタワーマンション、リュークスタワーが計画された時、最上階の高さが首里城を超えていると地元からクレームがつき、設計を変更したと聞いた。
二年前の夏に岐阜を訪れた時、軽い気持ちで歩いて城まで登った。キツかった。ポケモンしながら歩いたら出るわ出るわレアものが。なかなか捕まらない上に、モンスターボールが尽きた。ポケストップがないので、初めてアイテムを購入した。ヒーヒーいいなら山道を歩く。昔の人はここを武装して装備を持ったまま走って登ったのだろう。メタボの現代人には手ぶらでも厳しい。
なんとか山頂にたどり着き、見上げた岐阜城は青い空に映えて美しかった。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。