2020年2月18日
鮨おくの ウニ軍艦巻

北海道滝川市 鮨おくの

滝川へ

札幌から特急ライラック号で滝川までは一時間ほどである。前回のダイヤ改正で復活した列車で、札幌と旭川を結ぶ特急はカムイとライラックの二つとなった。それまでのスーパーカムイがライラックの愛称となった。

ライラック号の車両は、もともとスーパー白鳥として運用されていたものでグリーン車がついている。カムイはそれよりも新しい車両で、グリーン車が無い。

特急ライラック号 札幌駅

今日から明日まで、某経済団体青年部の北海道ブロック大会が滝川の地で開催される。本日は昼前から夜まで会議があり、その後はホテルでの懇親会、滝川市内のスナックで個々に分かれての二次会となっている。

長い1日になりそうだ。昨晩は夕食が機内食であった。寿司はつまみ程度にしか食べられなかったので、今夜の締めはしげ寿司と行きたいところだ。

三次会

会議は予定通りにつつがなく進行し、懇親会、二次会も時間通りに終わった。やっと三次会だ。飯が食える。しげ寿司に向かおうとする私を地元民が静止した。

「今、満席です。」

マジですか?なら、どこに行けと言うのだ?滝川で知ってる店は数件と無いのに。

「この上の店を取りました。」

二次会のスナックはビルの地下であったが、同じビルの一階に鮨屋があると言う。言われた通りに地下から上に階段で登り、ビルの一階を見ると、寿司屋の店構えが目に入ってきた。

外観

暖簾には「おくの」とだけ記されている。鮨屋とはどこにも書かれていないが、雰囲気的に居酒屋ではない。割烹か鮨屋であろうことは想像できた。

「この店もなかなか旨いですよ。」

地元民の一言に胸が高まる。そうか、旨いのか。北海道で地元民による評価であれば間違い無いだろう、鉄板だ。ハンマーで地球を叩くようなものだ。ハズレっこない。ああ、タイタニア、小説は二十年越しに無理やり完結したようだが、私はアニメかコミックで続編が見たいぞよ。小説は読むのが面倒だぞよ。

お座敷

店に入るとお座敷に通された。広い。ゆったりと食事ができそうだ。今晩の繁華街には全国から集まりしスーツを纏った酒鬼達が餌食を求めて徘徊している。下手に出ると巻き添えを喰らう。ゆったりと酒を嗜み、寿司をつまむのが僥倖と言うものよ。

鮨おくの

注文まで済んでいるとのことで、メニューを見る機会も与えられなかった。まずはドリンクで乾杯だ。

しばらくして大量の寿司が運ばれてきた。すごい迫力だ。巻物が多いが、握りもなかなかのもの。北海道の食材で埋め尽くされているではないか。

いくら、とびこ、つぶ貝、カニ、ほたて

いくらにトビコ。こいつら魚卵の軍艦巻で北海道に勝てるのは、はっきり言って北東北くらいだ。南東北の一部や新潟北部の村上など、鮭の稚魚を放流している地域を除けば、イクラは北海道から取り寄せるしかない。

トビコは飛魚の卵であるから、理論上では全国どこで獲れる。沖縄本島辺りでも飛び魚はいるようで、半島南部の八重瀬町には出汁に飛び魚を使った沖縄そばである「トゥブー(飛ぶ)そば」を出す店があるが、先日訪れたときは、トゥブーが不漁のために豚骨出汁になっていた。にもかかわらず、トビコの卵は北海道産とのイメージが私にはある。プチプチした食感がたまらない。

玉子、マグロ、中トロ、ボタンエビ、ほたて

寿司ネタも中トロ、赤身、帆立にカニ。昔は北海道で美味しいマグロを食べることが難しかったが、今は違う。もちろん、帆立は北海道が誇る食材だ。

いくら、とびこ、カニ、つぶ貝

カニにつぶ貝。内地だとカニのほぐし身を軍艦巻きにしたものが主流だが、握りで出てくるところが北海道なのだ。もちろん、甘みがあって美味い。つぶ貝はしっかりとした食感と磯の香り、つぶ貝の旨味。生でも煮てもイケるのである。

鉄火巻き、しめ鯖、つぶ貝、いくら

しめ鯖は浅く締めたものが好みなので少し残念。鉄火巻きはなかなかの迫力だ。

しゃこ、いか、うなぎ

お好みを追加注文する。シャコ、真イカにウナギ。北海道では穴子ではなく鰻の握りが一般的である。シャコは大きなものが獲れる。特に石狩湾のシャコは有名だ。真イカは言わずもがな。

うに軍艦巻

締めは何と言っても雲丹。オレンジ色が強いのはバフンウニだ。味もパンチがある。甘みが強い。握りに適したウニだが、私は海鮮丼でもぜんぜんイケる。こんなウニばかり食べていたら、内地の鮨屋のウニが食べられなくなってしまった。

満足!

三次会を終えた私は、タクシーで深川へと向かった。滝川市内はホテルが満室で、予約できなかったのだ。明日も朝早い。起きれるかな。

結局、翌日もここで締めの寿司を食べたのだが、かなり酔っていたのか、写真が一枚も無いのであった。

ついでに記憶もほとんどない。無念。

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