北寄貝としめ鯖

北海道滝川市 滝川駅 しげ寿し シャコとしめ鯖と雲丹

しげ寿司

仕事で訪れた滝川市。時間は午後九時前。滝川市民の相葉氏にオススメの寿司屋を尋ねると「しげ寿司」がいいと言う。地元民レコメンドなれば間違いはないだろう。ホテルからもほど近い、歩いて行ける距離だ。どんな食に出会えるのか、薄暗い街を歩きながら、期待は膨らむばかりだ。

店の場所は容易に分かった。明るくシンプルで清楚な感じの店構え。私の好みですよ。ゴテゴテしていない、無粋なオススメメニューなど貼り出していない。大将のポリシーがにじみ出てるかのような外観に胸が静かに踊った。ドアを開けて中に入る。

店内に客はいなかった。清潔感あふれるカウンターに案内される。ますます好みの店だ。

メニュー

メニューはシンプルである。

ドリンクのメニューも充実している。メニューにはないが、店内には各ハイボールのポスターが掲示されているので安心だ。

おまかせ料理を堪能する

おまかせでお願いする。まずはお通しが二つ。つぶ貝は肉厚、豪快、食べ応えがある。味付けも薄口で良い。こいつを楊枝で貝殻から外すのは少しコツがいる。一匹目は肝が切れてしまった。二匹目、慎重に楊枝で刺した身を引っ張り出す。焦ると切れる。ゆっくりとゆっくりと作業を進める。先端が見えてきた。あと少しだ。ここで油断するとブチっと切れるのだ。無事に成功。すべて取り出せた。身と肝を一緒に食べるほうがコクもあって美味いのだ。

続いてはイカの塩辛。コクがあって自然な味。イカの香りがたまらない。
あなご?なこは甘い卵詰まっているわさびが効いている。

小さな街にも素晴らしい職人がいるものだ

刺身盛合せ。ほっき貝甘い。磯の香りがいい。自分で捌くのとは違う、プロの切れ味。ツマの大根はキラキラと光沢を放ちながら輝いている。レモンを絞り、ミョウガと一緒に食べる。美味い。白身はヒラメ、これにもレモンを絞り、ツマと合わせて食べる。甘い。脂がのっている。鯖は脂がのって甘い。見た目は締め過ぎのようだが、食べると全然違う。マグロも悪くない。シャコは好物である。

カスベの頬肉の煮付け。甘口の味付けされた、独特の食感がする頬肉。冷たいのに美味い。温かい方がうまいように思うが、脂がしつこいのかも。日本酒が飲みたくなるが、ハイボール。

タコの頭の和え物。柔らかい。少し酸味があって口がさっぱりする味付け。こんな食べ方もあるのか。

握りはシャコにしめ鯖、とびこ。美味い。文句なし。至福である。そして締めはアイスクリームのような食感で甘いウニ。写真撮るのを忘れた。無念。

おそらく、年内にも何回か、この店にはお世話になるだろう。今年は滝川を何回訪れるのだろうか。再訪が楽しみだ。

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