2020年2月18日
串揚げ倶楽部 海老

北海道 札幌駅 四季の彩どり 串揚げ倶楽部

四季の彩どり 串揚げ倶楽部

札幌駅そばのホテルに宿泊したので、夕食も近所で摂ることにした。すすきのまで行けばあらゆる店がそろってはいるが、面倒だ。駅前だと移動時にタクシーや地下鉄に乗る必要がないので、らくちんなのである。ただ欠点もある。札幌駅付近には飲食店がほとんどない。いや、無いわけではないが、食べてみたいと思える店がとても少ないのだ。ランチはまだしもディナーは厳しい。いくつもの店を試したが、これという店は無かった。

なので、以前から店の前を通るたびに、今度食べに来ますねと、心の中で語り掛けていた小料理屋に向かったのだが、まったく趣旨が異なる店に変わり果てていた。

あー、やっちまったか。

仕方がない、ならば隣のビル、AYTY45の地下に定食が美味い店があった。地下道を歩きビルの重いドアを開く。その先で目にしたのはカメラスタジオであった。閉店したのか。

あー、なんてこったい。

どこで食べたらいいのだろうか。ASTY45ビルの地下飲食街をうろうろする。俺は、今、何が食べたい?考えるのが面倒くさい。

ん?

店舗外観

なんで、これ。北海道で奄美?串揚げよりも、なぜ奄美なのか興味をひかれた。よし、ここにしよう。

店内

店内には誰も客がいなかった。時間が早かったか。テーブル席とカウンター席がある。おひとりさまは当然カウンター席に案内された。

メニュー

さて、何を食べようか。メニューを見る。基本的にはコースを食べて、単品メニューで保管するのか。にんにく、酒盗、漬物など、少々の一品物も壁の店内メニューに掲げられていた。

食事メニュー

ドリンクはなにがあるのだろう。

ドリンクメニュー

九州・沖縄地方の酒が充実しているのが特徴か。店主がそちらの出身なのか、寒い地だからこその憧れなのか。とりあえず、札幌駅前の店に瑞泉が置いてあるよと、瑞泉酒造の社長にLINEで画像を送っておく。

焼酎ボトル

とりあえずビールと串8本の梅コースで様子を見ることにしよう。

串揚げ 梅コース

お通しは生ちぎりキャベツにキムチのせ冷ややっこ。これは最近、我が家でも定番化しつつある一品だ。調味料はポン酢、ソース、塩の三種類だ。

お通しと塩

塩はさらに四種類がある。山椒塩、カレー塩、うめ塩に岩塩。ヒマラヤピンクソルトである。胡椒はベトナム名産ホールブラックペッパーだ。

調味料

大将がそれぞれの串揚げにおすすめの食べ方をアドバイスしてくれるので、心配は無用である。最初に海老を塩でいただく。尻尾まで取ってあるので食べやすい。岩塩と山椒塩で食べくらべてみた。塩のほうがソースよりも素材の味を引き立てる感がある。タコはポン酢。たこ焼きのタコだけを食べているかのよう。串揚げでタコを食べたのは初めてかも。確かにポン酢が合う。旨い。

海老とタコの串揚げ

椎茸マヨ。お好みで。マヨネーズがついてるのでそのまま食べる。グニュグニュした食感。椎茸の香り。悪くない。豚肉はソースで食べる。定番。旨い。こいつはキャベツが食べたくなる。

豚肉串揚げ

海老チーズ 塩で。チーズの香りがとても良い。口の中でとろけるよう。うーん、チーズ好きにはたまらんなあ。レンコン、お好みで。もちろんソース。少し酸味の効いた独特の味がする。レンコンはシャキシャキホクホク。

蓮根串揚げ

この店のハイボールは、私の好きな角ハイではなくホワイトホースだが、この際かまわん。妻から連絡。家のテレビが勝手に動いたと。私がスマホからコントロールしたのかと詰問される。残念ながら否である。ましてやテレビのアプリをスマホから起動するのは無理なのだ。3000キロかなたのテレビを串揚げを食べながら操作する、すごい時代だ。(※実は可能であった。おそらく誤操作(;^ω^))

殻付き海老はカレー塩で食べてみる。考えてみれば串揚げを塩につけるのではなく、振りかければいいのだ。口に入れるとまずは殻の香ばしさ、続いて海老の匂い。時間差攻撃だ。カレー塩の味などまったくしない。力強い海老の香りがスパイスさえも寄せ付けない。見事だ。

殻付き海老 串揚げ

串揚げ 桜コース

8本ではとても食べたりぬ。梅コースから桜コースに変更だ。この店は中途からのコース変更も受け入れてくれるのだ。こんな嬉しいことはない。しかも最後には茶漬けが付くという。そうだっけ?メニューを見ると、10本以上食べるとサービスになるらしい。 桜コースは串12本なので、自動適用となるわけか。なるほど。

ブロッコリーはホクホク。ソースよりもポン酢の方が素材の魅力を邪魔しない感じがした。つくねはポン酢につけてみる。口の中に広がるしっかりとした鶏肉の味わい。ソースにつけてみる。ああ、ソースの味しかしない。鶏に要素は一片も感じられない。豚しそ巻きにはうめ塩をかけてみる。予想通りだ。紫蘇と梅の香りが豚肉を包み込む。素材の欠点を覆い隠し、長所のみを引き出す。すばらしい調味料だ。これほどまでに豚肉との相性がいいことに驚く。

自分で答えを探しながら食べるのが楽しい。あれ?この感覚は以前にも大阪で感じた気がする。

つくね串揚げ

白身魚はフィレオフィッシュを思い起こさせる。私がマクドでバイトした時、初期に食べられなくなったメニューだ。ああ、一品ずつに裏切られ続け、まさかのサンデーまでもが私を拒否した。最後には全メニューが受け付けない体になってしまった、高一の夏。

白身魚串揚げ

とりあえずラストはアスパラ。コリコリに近いか。シャクシャクではない。生のアスパラだ。茹でたのでは味わえない食感だ。それでも軽く湯通ししてあるのだろうか。単品で頼めば380円の代物だ。コースがいかにお得かを思い知らされる。キャベツを食べるのにマヨネーズをお願いする。快く出してくれた。気持ちの良い店だ。

アスパラ串揚げ

漬物は残念。おすすめとあるので自家製の浅漬けを期待したが、北海道ではなかなか難しい。だが、普通の市販品よりも味付けが薄めで、ついつい食べてしまう。

漬物盛合せ

12本で腹一杯だ。

締めの茶漬けはご飯にしば漬け、ほうじ茶のシンプルな構成。ここぞとばかりに手元の漬物を茶碗に投入する。良い感じだ。こんなシンプルな茶漬けもたまには良い。さらっと食べてしまった。ほうじ茶の柔らかい渋みが、口の中に残る串揚げの油を洗い流してくれるかのようだ。

締めのお茶漬け

ご馳走様。また食べに来ます。

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