2020年4月5日

東京都 芝大門 キッチンジロー

ワンフィンガーとツーフィンガー

自宅ではサントリー角の業務用5リットルを720mlの便に移し替えて飲んでいる。ある時、酒のなくなり方がやたら早いことに気付いた。

飲みすぎではないか?

目分量で作ってるので、酔うと作り方が適当になるし、妻はやたらと濃い目に作る。結果的にびっくりする速さでウイスキーが無くなる。

いいことではない。

ウイスキーの量の単位はシングルやダブルがメジャーだ。それぞれ30mlと60ml。バブル世代以上ならワンフィンガーやツーフィンガーなんて言いかたも知ってると思う。グラスに注いだウイスキーの量と指の高さが一致しているところから来ているらしいが、私のように指が細いと、少なめになってしまうだろう。

若い頃はワンジガーなんて呼び方もあった。45ml。ジガーバーと言って、ショットがすべてワンジガーで売っている店もあった。

シングルやダブル、ジガーの量についてはこちらに解説がある。イギリスとアメリカとでも量がちがうとは驚きだ。

で、自宅の話だが、これではダメだと思い、酒を作るときにきちんと量るようにした。メジャーカップを使うのが正統派なのだろうが、面倒だ。それに私は缶のハイボールを飲むときでも、同量の炭酸を一緒に買う。飲むときに倍に薄めるためだ。もう若くないから、7%や9%はキツイのだ。

私がウイスキーを量るのに使うのは、料理用の大さじだ。百均で買ったものだ。侮るなかれ、同じものを三つそろえるのに、全国のダイソー、キャンドゥ、セレナを回ったのだ。大さじ一杯15ml。シングルの半分になる。私は500mlの炭酸をちょうど三杯で飲む。一杯につかう炭酸は165ml。これにウイスキー大さじ1を加えると、計算によればアルコール濃度が3.5%になる。

ちょうどいい。

居酒屋を経営している知り合いから、アルコール度数3%はだらだらと、ほろ酔いが続く度数だと聞いたことがある。

こうやって量り始めてから、ウイスキーの消費量が劇的に減った。妻もびっくりだ。自宅での飲み過ぎも無くなった。ほろ酔いで眠ることができる。別に飲み足りないこともない。

と言うわけで、我が家ではウイスキーシングルは大さじ1、ダブルは大さじ2なのである。

芝大門 キッチン ジロー

ランチを食べにいくときは、たいがい一人である。気楽だということもあるが、タイミングが合わないことがほとんどだ。本社には、社員食堂と同じ機能がある。飲食部門が弁当を作ってくれる。一カ月5000円だ。一食だと200円で食べられる。不動産業だと営業マンの休みは火・水曜日がほとんどだ。土日はモデルルームの来客対応で忙しいから、弁当は週末も出るのだ。

社員が多ければ、急な用件で弁当が食べられなくなる人もいる。なので毎日、いくつかの弁当が余るので、それを200円でゲットする。それか一人で外に食べに行く。那覇だとランチを食べるのも一苦労だ。

今日は東京支店で会議。事務職の女性から「一緒にランチ食べませんか?」と声を掛けられたので、少し時間を外してランチに向かった。ちなみに、その女性は財布を自宅に忘れたそうだ。だから誘われたわけではなく、以前から一緒に食べに行こうと話をしていたのだ。

さて、若い女性とのランチ。何を食べればいいのだろうか。芝大門の界隈をうろうろと歩く。

そうだ。以前から食べてみたかった洋食店がある。その名は「キッチンジロー」。チェーン店っぽいのだが、昔ながらの洋食屋さんの雰囲気もあり、以前からこの店を通るたびに、私の食指が動いていたのだ。

ハンバーグにフライ、カレーにハヤシライス。洋食屋の基本メニューだ。しかも自由に二種盛りが選べるのは大変魅力的だ。

豚しゃぶか…これも私の好物だが、自宅でも作れるメニューは食べたくないな。ハンバーグやフライは、味付けやソースが家庭とプロではどうしても味が違うし、それでいいと思っている。違いがあるからこそ、洋食店に食べに行く理由(わけ)があるというものだ。

見本の裏の段ボールやパイプが気になるが、まあ、メンチカツ押しだということなのだろう。多くの人が勘違いしているだろうが、メンチカツとは、決してハンバーグに衣をつけて揚げたものではないということだ。私はこの事実を神の国、出雲で思い知らされた

店内はテーブル席とカウンター席とに分かれている。二人組なので、テーブル席に案内された。

さて、何を食べようか。メニューを見るのだが、私の心は決まっていた。デミメンチカツとほたくリームコロッケの二種盛り。これしかない。この店イチ押しのメンチカツは絶対に外せない。クリームコロッケも洋食屋の腕の見せ所だ。一見客ならば他の選択肢はありえないと言って差支えないだろう。彼女も同じメニューを頼んだことからも、この考え方は間違っていないと思う。

同じタイミングで二人分が運ばれてきた。ナイフとフォークを探すが見当たらない。箸で食べるのが流儀なのだろうか。

ほう、なるほど。この店のメニューを考えてみれば、この店の揚げ物メニューはメンチカツ、帆立コロッケにロースかつ。グリルはハンバーグにチキン南蛮。いずれも箸で切れるか、切ったものがサーブされる。

メンチカツ

まずはメンチカツをいただく。箸がスっと入る。肉汁あふれ、なかなかジューシーなのだ。口に入れる。衣がさくさくだ。軽めのデミソースとの相性も抜群。これは美味い。コンパクトに味わいがまとまった、奇をてらわず、基本に忠実な、古き良き洋食屋さんの味だ。

こちらもサクサクの帆立コロッケ。美味い。想像していた通りの味だ。うれしい。

野菜にはフレンチドレッシング。 コンソメスープかと思ったら、豚汁。豚肉がたっぷり入って、出汁がきいている。根菜も具沢山。ホットとする味だ。洋食屋さんはどこかに和食のテイストが入っている。日本人が日本人の口に合わせt料理なのだから、当然のことだ。

見た目に反して、なかなかのボリューム。 ランチには申し分ない。 若い人には物足りないだろう。こういう食事を食べると、なんだか気持ちがほっこりするね。また食べに来ましょう。

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