2024年3月19日
アジの押し寿司

家族旅行 2017年夏 #1 海老名サービスエリア

叔父の法要

昨年四月に沖縄に越してきてから、二度目の家族旅行をすることになった。昨年の年末年始は実家に一週間ほどいたのだが、けいたまと姉と兄(前妻の子)、五人で実家に押しかけたために、お袋がてんやわんやになり「しばらく来なくていいから。」と少々キレてしまったので、今回は実家には寄らずに、旅館に2泊することにした。実は、先日亡くなった叔父の法要があり、両親も妹夫婦も参列するので、そこで会えばいいかと思ったのだ。

法要は神奈川県の二宮で行われるので、翌朝の移動が楽なように、二宮から1時間半程度でたどり着ける温泉宿をじゃらんで探してみたところ「中川信玄温泉」を見つけたのだ。丹沢の山奥。水の綺麗なところだ。妻も久しぶりの温泉旅館を楽しみにしている。

けいたまも温泉は久しぶりだ。前は一歳になったばかりだったから、つかみ立ちしかできなかったが、今では走り回っている。幼児の成長というか、バージョンアップには本当に驚かされる。毎週ごとになんらかの機能が実装されていくのだ。

タクシーで那覇空港に向かいチェックイン。今回はけいたまの席も用意した。二歳児以下は無料で搭乗できるのだが、シーズン真っ盛りの沖縄便はほぼほぼ満席。三列シートの二席だと、間違いなく赤の他人を巻き込むことになるので、三席を取ったのだ。離陸時と着陸時だけはけいたまを抱っこすればよい。

けいたまは機内でもご機嫌で、ミルクを飲んだら寝てしまった。あっという間に羽田着。生まれたばかりの頃から毎週のように羽田空港に通っていたけいたまからすれば、本当に久しぶりなのだ。本人は一切覚えていないのだが、けいたまは久しぶりの羽田にはしゃいでるように感じてしまう。「ユル使徒サキエル」を手に提げ、点字ブロックをひたすら追いかけ、ご万悦である。

けいたま

羽田空港でレンタカーの迎えを待つ。ここから大鳥居まで移動し、ニコニコレンタカーを借りる。この時点で13時。私と妻はお腹がすいたが、近くには駐車場のあるファミレスも見当たらないので、そのまま首都高から東名に入り、海老名サービスエリアを目指すことにする。

日曜日の午後だからか、下りは渋滞もなくスイスイと進む。反対側の上りは渋滞が始まっている箇所もあった。1時間ほどで海老名に到着。ここに来るのも久しぶりだ。外は暑い。沖縄よりも暑い。屋台には魅力的な店が少なくないが、外の暑さに辟易して、建物の中で食べることにする。

サービスエリアで食事する

トイレとレストランの間に人がたまっている。みんなが上を見ているので、そちらを向いてみた。ツバメの巣だ。ヒナたちが口を開けて餌が来るのを待っている。食事の時のけいたまみたいだ。皆、スマホでパチパチ撮っているが、残念ながらそれでは写らない。私もスマホで撮影する。やはり暗くてダメだ。望遠にして、別のアプリでいろいろと調整して撮影する。綺麗に撮れた。iPhone7プラスのカメラはなかなか優秀だ。

つばめの巣

さあ、何を食べようか。

家族でフードコートをプラプラ歩く。前回ここに来たのは、けいたまが産まれる三日前だ。妻の運転で浜松まで仕事に行った。あれからもう一年半が経つのかと思うと感慨深い。あのとき、まだお腹の中にいたけいたまが、今はトコトコと、はしゃぎながら歩いている。

鯵の押し寿司

ふと目に入ったのが「鯵の押し寿司」だ。昔からある定番の駅弁。藤沢駅にも売っていたが、私の記憶では大船駅の名物だったような。親からこの駅弁を教わって、たまに買って食べていた記憶がある。もともと青魚が好きな上に、酢締めはもっと好きだ。子供の頃は母がよく締め鯖を作ってくれた。あっさりと締めるので中は生だ。ミディアムレアだ。駅弁はさすがにしっかりと締めてあるが、この塩加減と脂が乗った鯵の切り身がご飯と合う。懐かしい。久しぶりに食べたくなった。私の話を聞いて、同様に青魚と酢締めが大好きな妻もこれにしようと言うので、一つゲット。

鯵の押し寿司

次はどうしようか。けいたまにはけんちん汁を購入。お魚大好きのけいたまは、きっと鯵の押し寿司を食べるだろう。そして妻の食事はパスタだ。妻は無類のパスタ好きだ。前回来たときも「鉄板ナポリタン」か何かを食べたように思う。さて、今回は…神奈川うまいもの祭り?この冷製パスタが気になる。見た目も綺麗で、私も食べてみたい。妻もこれにしようと言うので、昼食のラインナップが決定した。

席を確保して、まずは鯵の押し寿司から。弁当箱に美しく敷きつめられた押し寿司に醤油をかけ、一つを取り出し、口に入れる。ああ、美味い。記憶通りの味だ。昔はもっと量が少なかった気もするが、食べ盛りの頃だ。きっとボリュームが物足りなかったのだろう。けいたまは酸っぱいからか、食べなかった。そうだよね。おにぎりがいいよね。

カッペリーニ

パスタが出来上がったことを知らせる、呼び出しのベルが鳴る。さあ、冷製パスタだ。カッペリーニはそうめんのような細いパスタだ。そのために主に冷製パスタに使われるのだが、沖縄ではソーメンはもっぱら冷たくして食べるのではなく、ソーメンチャンプルーにして炒めるので、カッペリーニでも同様にできるようのではないだろうか。今度、試してみよう。

カッペリーニ

で、カッペリーニは、まあまあかな。やっぱりパスタは熱い方が美味しいや。見た目はいいんだけど、なんだかな。妻が一人で平らげた。

さて、食事も済ませた。あとは、途中で妻の礼服を買って、丹沢へ向かうのだ。

海老名サービスエリア 下り

こちらの記事もどうぞ: