2024年4月25日

小樽市 鱗友朝市 ~恒例の物資調達~

鱗友(りんゆう)朝市

以前にも小樽に来たことがある。その時は駅前の三角市場と、駅から徒歩で5分ほどの中央市場を覗いてみた。三角市場は観光客ばかり、ほぼほぼ中国人だった。対して中央市場は閑散としていた。客がいないので、店側も手持ち無沙汰のようだった。いくつもの空きスペースもあった。やはり地方の生活市場は寂れていくのだろうか。他に鮮魚が買える市場がないかネットで検索すると、駅から離れたところに鱗友市場を見つけた。

小樽運河

市場は重要文化財の日本郵船小樽支店の近く運河の終点あたりに位置する。観光客向けと言うよりは、地元の人たちが普段使いする市場である。観光客の姿はほとんど見当たらない。

市場外観

買い物をしよう

市場の中には多くの鮮魚店、一部は青果店と精肉店になっている。そして二店舗の飲食店。朝市で購入した食材を飲食店に持ち込むと調理してくれるようだが、朝飯からそんな贅沢をすることは、貧乏性の私にはなかなか難しい気がする。函館の朝市では三千円の食事をしていたのだが…なんだろう、この差は。論理が破綻しているではないか。自己矛盾だ。

構内

まずは食材の調達から始める。なんだ、この価格は?空港価格からは信じられない数字が並んでいる。

うに、いくら、たらこ売場

小樽産うにが2000円。イクラが150グラムで2000円。内地であれば、生すじこが100グラム1000円だ。土産店ではいくら50グラム1000円が相場である。つまり末端価格三千円のイクラが二千円で売っているのだ。塩水うには空港価格3800円が2000円である。

そして切子とは言え、たらこが1000円でこれだけの量だ。土産に持って帰ると言えば、まだ解凍していない冷凍たらこを出してくれる。これは助かる。鮮度が落ちない上に、保冷剤の代わりにもなる。

もちろん鮮魚も安く売っている。ただし時間帯によっては、鮮魚店に魚をさばく担当の人がいなかったりする。その場合は下処理をしてもらえない。自宅に持ち帰り、自分で下ごしらえすることになる。それほどさばくのが難しい魚でなければ良い。もしくは最初からさばいてある魚を買うのも良い。ホッキ貝程度なら、私でも殻付きをさばくことができる。

食事をしよう

市場には「いち乃実」と「朝市食堂」の二店舗がある。双方のメニューを比較してみる。まずいち乃実、丼ものがメインだ。

いち乃実

対して朝市食堂は、海鮮丼だけではなく定食や一品ものが充実している。

メニュー

その日の気分で食事を選ぶといいのだろう。ホテルの朝食よりは満足のいくものが食べられそうだ。

こちらの記事もどうぞ: