2024年4月26日
名古屋駅 住よし 味噌きしめん玉子入り

名古屋駅ときしめんとアンパンマン

名古屋駅の秘密

昨晩のこと、会議を終えて交流会の会場に向かう道すがら、地元の知人らが話していた。この辺りにはたくさんの飲食店があるが、軒並み家賃が上がっているとのことだ。名古屋駅はこれから大変貌を遂げると言う。

リニア新幹線の建設が始まったからだ。

名古屋駅 JRタワー広場

名古屋駅ビルでもある、名鉄グランドホテルや百貨店、その隣にそびえる近鉄百貨店ビルは、今後すべて取り壊され、大きな一つのビルになるそうだ。

なかなかのスケールだ。

名古屋駅 高層ビル

いわゆる桜通口は名古屋市の表玄関。いくつもの高層ビルが立ち並んでいるが、その周囲の雑居ビルは、今後すべて取り壊されて緑地帯となる。オフィスや店舗はすべて地下街となるそうだ。名古屋駅周辺のリニア工事は、地下にトンネルを掘るのではなく、深い溝を掘ってからフタをしていく、開削工法がとられると言う。まるで地中にビルを建てるようである。

しかし、地下空間は地上のようにどこまでも掘るわけにはいかない。コスト的にも合わない。地上が使えなくなれば、限られた地下空間の取り合いになる。家賃は高騰する。その前哨戦として、すでに地上のビルの家賃が上がり始めてるとのことだ。

新幹線の開通予定は2027年。八年後である。けいたまは小学校六年生になっているだろう。それまでにすべてのビルの立ち退きが可能なのだろうか。権利関係を整理できるのか、不思議でもある。

名古屋駅太閤口

権利関係といえば、反対側の新幹線口はまったく異なる風景である。高層ビルは一つもない。見てくれは現代風でも、建物の並びは地方の駅前、東京の衛星都市の町並みとあまり代わり映えしない。再開発の予定もない。地元民によれば、むしろ不可能とのことだ。土地も建物も訳ありが多すぎて、手がつけられない。

名古屋駅太閤口

名古屋駅の新幹線口は戦後すぐに朝鮮半島系の人間で構成された暴力団が幅を利かせ、ドヤ街を構成したとのことである。かつて県も市もなんとかしようとしたが、行政の力ではどうにもならない裏の力と、終戦時のどさくさに確立された闇利権によって、名古屋駅は表と裏の顔を永遠に持ち続けるしかないのである。

きしめん 住よし

9時13分発ののぞみに乗るべくホテルを出ると、まずはきしめん住吉で腹ごしらえ。今日も味噌きしめん玉子入り。食券を差し出すと、冷凍きしめんが熱湯が煮えたぎる鍋に投下され、レトルトの味噌だしが湯煎される。双方がどんぶりに投入されると、温泉玉子とネギをトッピングして完成である。

住よし 味噌きしめん玉子入り

流れるような作業を見つつ、カウンター越しにどんぶりを受け取る。飲食店を経営する知人によれば、この店のツーオペ(二人体制で店を回すこと)は見事なのだそうだ。

私はエプロンと言う名のプロテクターを装着し、レディーゴーで朝食が始める。ああ、プルプルでコシのあるきしめんと出汁のきいた八丁味噌香るきしめんのコラボ。

たまらん。

住よし 味噌きしめん玉子入り

ものの数分ですべてを食べ尽くし、どんぶりの中の液体を飲み干して店を出る。その前に出口の洗面所で手を洗うのも忘れない。

アンパンマン列車

新幹線で岡山まで行き、徳島行きの特急うずしお号に乗り換える。大多数は高松発の特急なのだが、1日2本だけが岡山から発車する直通列車である。

アンパンマン列車

ホームの反対側にはバイキンマン。

アンパンマン列車

もちろん先頭はアンパンマン。

アンパンマン列車

自販機にもアンパンマン。けいたまとゆうたまが見たら大喜びであろう。ジュース買う〜!と自己主張すること確定である。何とこすい商売をしてくれるのだ、JR西日本。しかも、自販機にはけいたまがお気に入りのリンゴと野菜ジュースが売っていない。

アンパンマン自販機

ああ、アンパンマン列車。いつの日にか、けいたまとゆうたまを乗せるからね。興味があるうちに連れてこないと意味がないのだが、おそらく小学生になる頃にはプリキュアに関心が移っているはずだ。上の子たちもそうだった。あの頃はプリキュア5GoGoが放映されていて、私はサラリーマンの星、ブンビーさんが好きだった。

瀬戸大橋車窓風景

特急うずしお号で瀬戸大橋を渡り、高徳線で徳島へ。四時間ほどの旅であった。

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