2024年4月19日
機内食

香港航空 ビジネスクラス 行き 那覇→香港

初の香港航空でビジネスクラス

いつもはピーチ航空で香港に向かうのだが、今回は夕方に打合せして翌日には帰るということで、ピーチでは時間帯が悪い。沖縄発の香港便は午前便がないので、一番早いのがこの香港航空679便。正午ちょうどのフライトで二時過ぎに香港に着く。沖縄からだと東京と香港は大体同じ距離なので、午前便さえあれば日帰りも可能ではあるが、せっかくだから一泊くらいはしたい。なんせ外国なのだから。お昼もしっかりとうまいものが食べたいのでビジネスクラスを予約した。さすがに同行する上司をエコノミーにするわけにもいかないので、2名分をしれっとビジネスクラスで予約したが、上司も楽しみそうにしている。

沖縄は梅雨前線が停滞して二日前のAKB総選挙も中止となり、近くの公民館で開催したという。実際には大して雨も降らず風もなかったので、やればよかったのにという声が多かったが、それは結果論だから仕方がない。なので香港への出発も雨の中となった。まあ、空に上がってしまえば晴れているが、残念なことに香港も天気が悪いようだ。

沖縄から香港への航路は、那覇から与那国島を目指してまっすぐ進み、そのまま台湾の南端で右に旋回して香港に向かう。内地から沖縄に向かうときは偏西風のために速度が出ないのだが、沖縄から香港は時速850キロで飛んでいる。風もほぼ無いようだ。

香港航空はLCCでは無いが、格安航空会社に分類される。香港のフラッグシップはキャセイパシフィック航空だ。LCCは香港ドラゴン航空。日本で言えばスカイマークみたいなものかと思い、ビジネスクラスもあまり期待していなかった。なんせエコノミーに19000円足せばビジネスクラスに乗れるのだ。

チェックイン時は少し並ぶが、途中からビジネスクラスはショートカットできるようになっている。搭乗券と一緒にラウンジのチケットも渡される。出国するとすぐにラウンジへ。カップラーメンや焼きおにぎりまで置いてある。

搭乗口でもビジネスクラスはエコノミーと分かれているので、すぐに乗ることができる。シートはなかなかいい。ゆったりとしているだけでなく、なんとフルフラットになるのだ!JALやANAでも近距離線だとこうはならない。

飲料に温かい烏龍茶や普洱茶が選べるところも香港らしい。アテンダントも対応が柔らかだ。私の持つ中国女性のイメージとは少し離れている。私がシートで靴を脱いでいたらCAがスリッパを持って来てくれた。ANAやJALのものより立派なものだ。かなりきめ細やかな対応に驚いた。

さあ、機内食

機内食は前菜は共通。メインディッシュは洋食、和食、中華の中から選ぶことができる。私は迷わず中華を選んだ。アジア系の会社は飯がうまいのだ。対して米国系の航空会社の機内食は、私の口には合わない。胸焼けするし。

前菜は蕎麦と…なにこれ?蕎麦はバイキングのあれと同じ。こんなもんでしょう。悪くはないですよ。もう一品はパンに何か載ってるのかと思いきや、中華です。あっさり甘酢ソースをかけて食べるこれはなんだろう?グルテンを湯葉で巻いたもののようです。初めての味です。パンも美味い。

メインディッシュはレモングラスと陳皮、生姜で味付けした唐揚げに長粒米と季節の野菜ということでニンジンと青梗菜。野菜は茹でてあるだけなのだ塩コショウでいただきます。唐揚げはチリソースをかけてご飯といただきます。味付けは美味い。私は長粒米も好きなのでこれは見た目にうまそうだし、食べても美味いし嬉しいです。

食事が終わったらシートをフルフラットににして一休み。これは気持ちがいい。ピーチとは段違いだ。

しばらくして飛行機は着陸態勢に入った。CAが預けた上着を持ってきてくれる。それをそっとシート脇に置いてくれた。そのままにしていたら、別のCAが座席前のフックに上着をかけてくれた。

着陸直前の機内から見える香港のマンション群

20年前なら「香港女性は中国の共産主義(男女平等)と英国のレディーファーストで大変女性上位である。」と言われていた。今ではこんなに細やかなのか…

待て待て待てい!

いつだったか、香港で現地在住の日本人に中国人女性との交際について相談されたじゃないか!忘れたのか?!

と、自分に言い聞かせる(笑)

でもまあ、20年前の中華航空では、CAが両手に持ったワインを振りかざし「紅酒!白酒!」(赤ワイン、白ワイン)と叫びながら通路を歩いていたり、機内でパソコンを使っていたらCAに「機内でパソコンを使うな!」と怒鳴られたことを思えば、隔世の感がある。

香港航空 公式HP

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