2024年4月26日
屋形船 天ぷら

浜松町 屋形船と夜桜見物

屋形船に乗る

娘と二人で電車に乗り、屋形船の乗り場に向かう。会社の花見会に便乗するのだ。東京オフィスの社員らとその家族、社長の取引先などの混合チームだ。参加者には元プロ野球選手もいるが、さすがにハルハルの世代では分からなかった。たまにテレビにも出ているが、そもそもハルハルは日本のプロ野球すら見たことがないだろう。一歳の頃に見ていたが、記憶にあるはずがない。

屋形船イルミネーション
初めて乗った屋形船

私自身、屋形船に乗るのは四度目である。初めて乗ったのは四年前、資産家の鈴木が結婚祝いで招待してくれた。もう一人、今は連絡のつかなくなってしまった大林も一緒だった。船といえばトイレが心配だ。まあまあ汚い。水洗など期待できない。それは杞憂であった。平成の間に屋形船も進化していたのか、トイレは綺麗で、しかも温水洗浄便座であった。闇に浮かぶレインボーブリッジが美くしかった。

長良川鵜飼

二度目は三年前、長良川の鵜飼を見た時だ。その後は、昨年の忘年会と今回である。浜松町には沢山の屋形船があり、金杉橋からは係留されているのを見ることができる。

食事は刺身、鍋、天ぷらを軸として組み立てていることが多い。締めは様々だ。さて、今日は何が食えるのだろうか。初体験のハルハルは少し緊張しているようだ。

夜桜見物

いつもなら屋形船が浜松町を出港すると、東京湾に出てレインボーブリッジが綺麗に見えるあたりに停泊するのだが、それでは花見ができない。今回は東京湾から隅田川に入り、浅草あたりまで北上する。言問橋の手前で停泊し、隅田川公園に咲く夜桜を見物する。

屋形船

食事はお約束の刺し盛。まあまあだ。東京ではこんなものだろう。定番のサラダに鳥モツのキュウリ和え、鳥ミンチのチーズ巻きなど、様々な料理が出た。

隅田川夜桜

船が停まった頃には外は真っ暗。窓から夜桜が見える。

隅田川橋梁 夜景

川下に東武伊勢崎線の隅田川橋梁がライトアップされているのが見える。デザインが特徴の橋だ。

夜桜とスカイツリーの競演が美しい。

「東京タワーのデザインをを美しいという人はいても、スカイツリーを美しいっていう人はいないですよねえ。」

一人の女子が言う。そうだろうか。私はどちらも好きだ。スカイツリーだって近未来的で丸みがあって、女性的なフォルムをしているではないか。きっと五十年後には普遍的な建造物になっているだろう。

夜桜とスカイツリー

最後は天ぷらだ。揚げたてが食べられるのが屋台船のいいところだ。サクサクの衣にしっとりとしたネタが美味い。

屋形船天ぷら

船内は大カラオケ大会になっている。花見はどころではない。私はハルハルと千本桜を一緒に歌った。食事が終わったところで花見は終了。船は帰路についた。桟橋に着いたところで、全員で記念撮影。ハルハルは元妻が待つ、横浜のホテルに向かった。私も疲れたので、解散してホテルに戻る。

ついにハルハルでの日本での生活が始まる。今まで一緒に入れなかった時間を取り戻したい。妹たちと触れ合う時間を増やしたい。楽しみが増えてうれしい反面、健康に留意せねばと誓うのだった。

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