2024年4月19日
プレミアム御膳

ANA1865 新潟~那覇便 プレミアム御膳と機窓風景

新潟空港から離陸

秋田から電車を乗り継ぎ、燕三条での会議に参加。夜はさっくりと懇親会だけでホテルに戻る。今回の出張は長旅であった。日数が長いのではなく、移動距離がなかなかのものだ。沖縄→岐阜→東京→秋田→新潟→燕三条→新潟空港(今ココ)である。

滞在時間わずか17時間の燕三条を新幹線で発ち、新潟駅からバスで空港に向かう。冬季だけは新潟から那覇への直行便が飛んでいるのだ。以前は普通席しかなかったのだが、今シーズンからはプレミアムクラスが用意された。長旅なのでとてもうれしい。お昼時を上空で迎えるので、食事はまたもやプレミアム御膳だ。行きも食べたのだ。まあ、特急電車の中でひもじい思いをするよりはマシだ。

全日空1865便は定刻に搭乗ゲートを離れた。天気は晴れだが、やや雲が多い。晴天の下、滑走路に飛行機が進入する。離陸だ。ジェット機の加速は、市販車のどんな速い車よりもGがかかる。ターボファンエンジンを使って、力づくで一気に時速400kmまで加速するのだ。フェラーリやランボルギーニなら実現できるかもしれないが、乗る機会もないし、あったとしても公道で時速400kmは出せないが、飛行機ならお手軽にこの加速度を味わうことができるのだ。

新潟空港 滑走路

飛行機が上空に舞い上がると、信濃川河口と新潟市街が一望できる。中央左が新潟港だ。中央に見える山は弥彦山だろうか。

空撮 新潟市街

飛行機は日本海に出て、海岸沿いを飛行する。新潟市中央部が真下に見える。信濃川と関谷分水路に囲まれた部分が新潟島である。潟(かた)とは、干潟や八郎潟といった、遠浅の砂浜や低湿地帯を意味する。新潟もその一つで、このあたりはかつて無数の潟があったそうだ。

プレミアム御膳

飛行機がぐんぐんと高度を上げていく。やはり雲が多い上に霞もあるため、景色がよく見えなくなってしまった。それにちょうどランチタイムだ。アテンダントが配膳を始めている。今日の食事は何であろうか。ふたを取ると現れたのは和食である。

プレミアム御膳ランチ

まずは、いなり寿司、梅しそ巻き、甘酢生姜。

いなり寿司、梅しそ巻き、甘酢生姜

栗ご飯。

栗ご飯

彩り豊かに詰められた各種料理。厚焼き玉子、春菊お浸し、鯖塩焼き、はじかみ、舞茸天ぷら、鶏八幡巻き、さつま芋甘煮。

厚焼き玉子、春菊お浸し、鯖塩焼き、はじかみ、舞茸天ぷら、鶏八幡巻き、さつま芋甘煮。

メインは煮物(五目豆腐、海老、黒于 人参、もみじ麩、絹さや)である。

煮物(五目豆腐、海老、黒于 人参、もみじ麩、絹さや)

いずれも美味しくいただきました。

そして沖縄

外の景色はどんどんと雲が増えてきたので、食事もしたことだし眠ることにした。目が覚めると眼下には真っ青な海に浮かぶ島。屋久島である。島全体が険しい山岳となっているのが見て取れる。有名な屋久杉も、この深い山の中にあるのだろう。

屋久島

飛行機はどんどん南下していく。奄美諸島、徳之島、沖永良部島、与論島を過ぎれば沖縄県に入る。窓からは伊是名島と屋那覇島の間に広がるラグーンが美しい。海中に見えるいかだのようなものはもずくの養殖場である。港からは水路が浚渫されているのも見て取れる。左側の砂浜が伊是名ビーチ。とても美しいところだと言うが、いまだに訪れたことがない。

伊是名島と屋那覇島

伊是名島と伊平屋島を通り過ぎると沖縄本島西側を飛行する。水納島が見えてきた。美ら海水族館のある本部半島の沖合に位置する小さな島だ。クロワッサンアイランドとも呼ばれる、隆起サンゴでできた島である。ここも訪れたことがない。

水納島

13時55分、那覇空港着陸。やっと家に帰れる。疲れた。

那覇空港

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