2024年4月19日

飛騨高山で風邪をひく~五十路に無理は禁物~

高山市街の標高は600m弱。名古屋と比べて気温が6度低いと考えれば済むかと思ったのだが、ここは京都と同じく盆地であり、夏は暑く、冬は寒い。ぶっちゃけ、札幌より寒い。

想定外だ。

今日の日中の気温が沖縄25度、東京22度、札幌15度、高山12度。二週間前の美幌よりは暖かいだろうとたかをくくっていたのだが、変わらない。むしろ寒い。そのせいだろうか、風邪を引いたかもしれない。体調が悪い。頭が痛い、体がだるい、節々に違和感がある、熱っぽい等々。ホテルから体温計を借りて測るが、平熱である。

うーむ。

しかし、今はネットで便利なサービスがある。製薬会社のウェブで40項目に及ぶ問診に回答すると、診断可能性が下される。やってみた。結果は「風邪の引きはじめ」だそうだ。

やっぱり。

昨晩は京やで飛騨牛をはじめとするご当地グルメを堪能したのちにバーに行き、久々に会う懐かしい面々と会話を楽しんだ。その後、数名が高山ラーメンを食べに行くと言い出し、全員でラーメン屋に向かったのだが、このあたりから体調が悪くて、一行からさりげなく離脱し、ホテルに戻ってすぐに寝た。

静かなホテルでぐっすりと七時間は寝たにもかかわらず、この体調だ。今日一日の予定はすべてキャンセルだ。九月の初めにも防府でも同じようなケースに遭遇し、無理したところ、後日、自宅で発熱してえらい目に遭った。

五十歳は無理しちゃダメだ。

飛騨高山。標高があるとは言え、岐阜県だ。二週間前の北海道、道東地方よりも寒いなんてことはないだろうと舐めてかかった報いなのか、知人らの晴れ舞台を見にきたはずなのに、風邪をひいて体調が絶不調とは…不甲斐ない。今日は安息日と思って、ホテルでおとなしくしていよう。そういえば、明日は宅建試験の日だな。もう一年経つのか。

ランチに温かいラーメンを食べ、その後もホテルで寝ていたからか、だいぶ具合がよくなった。十時間以上も眠ったのは、とても久しぶりな気がする。たった三年、五十歳に満たない頃はなんともなかったことが、今ではなかなか辛い。

特に辛いのが酒席と移動だ。以前は飛行機や電車の中でもパソコンを出して仕事ができたが、今はできない。老眼のせいもあるだろう。飲み会の席では酔うのが早くなった、遅くまで飲めなくなった。私は余程のことがない限り、店で眠ったりはしない。絶対に自宅やホテルに戻る。

お陰で激しい二日酔いをすることはほぼなくなった。

とは言え、体に負担をかけていることには違いない。自宅では家事や炊事をしながら育児や仕事もしなければならない。やはり寝不足になる。仕事は早朝に起きてするしかない。昼間に寝ようとしても、実際には眠ることが難しい。ゆうたまが生まれた頃から血圧が上がり始めて、医者からは寝不足が原因だろうと言われ、薬の量も増えてしまった。

普通の赤ちゃんよりも早くハイハイを身につけそうなゆうたまの運動量を確保するために、そろそろ保育園に預けようと妻と話をした。そうすれば昼間に静寂が訪れる。妻にも私にも休息の時間が訪れる。若い夫婦ならば体力もあるだろうが、私は孫がいてもおかしくない年齢だ。無理をすれば倒れてしまうやもしれぬ。

だから、絶対に無理をしない、体に負担をかけないと心に決めている。夜に仕事をしない、移動をしない、無理なスケジュールは組まない、酒の席は早く抜ける、無用な酒席とは距離を置くなどなど。残業などはありえない。いかに楽して結果を出すのか。

仕事なんて早く終わらせて、家に帰ればいいだけの話だ。

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