2020年8月12日

JTA042便 那覇ー中部 妻の弁当

久々の台風

お昼をまたぐ便というのは好きではない。食事の幅が狭まるからだ。機内で食べられるものは弁当と決まっている。例外は日本航空のファーストクラスだけだ。きちんと皿で料理が提供される。全日空のプレミアムクラスの食事は弁当だ。しかもキンキンに冷えている。温かいはずのものまでよく冷えている。ご飯だけ温かい時もあるのだが、そうでなければマジで冷や飯食いだ。

冷たいご飯を食べると、身も心も冷えそうになる。

今までも自分で弁当を作ったり、妻が下ごしらえしたものを、自分が仕上げると言ったことはあったのだが、今回は私にそんな余裕がないために、妻が一人で作ってくれるという。メニューは妻の鉄板料理、鉄板で焼くのではなく、間違いがないという意味の方だ。とても楽しみだ。

出がけに弁当を渡される。台所はまるで戦場のようだ、男の手料理みたいだと思ってしまった。女性というか、母の手料理と男の手料理の違いは何だろうか。あるとき、母が私の料理する姿を見て言った。

「やっぱりあんたは料理する人だね。調理しながら片付けるからね。」

そう、男の手料理はやりっ放しなのだ。母は調理しながら、使った容器や鍋を洗ったり、シンクに片付けたりする。私もそうだ。だから、料理が終わっても、キッチンが散らかっていることはない。しかし、男の手料理は、調理中の片付けがない。どこかに寄せたり置いたりするから、料理が終わる頃にはキッチンがすごいことになっている。妻がまさにそれだ。

それでも作ってもらえるのは単純に嬉しいし、メニューも私の好物だ。これなら機内のランチも楽しくやり過ごせそうだ。京弁当のような、豪華なものでなくてもいいのである。

飛行機は定刻通りにブリッジを離れたのだが、なかなか離陸しない。滑走路の混雑だという。ふと窓の外を見ると、前に戦闘機が3機、後ろにも3機。挟まれた(笑)これは初めてだ。

目の前で次々と離陸していく、F-15イーグル。こいつが日本に導入されたのは私が高校生の時、もう30年以上前だ。その頃の日本の主力機はF-4ファントム。アメリカでは博物館でしかお目にかかれないが、日本では今でも偵察機として現役だ。

なんせ、当時は別冊サンデーで連載されていた史村翔原作で新谷かおるが絵を描いていた「ファントム無頼」が大好きだったのだ。そして、史村翔とは、北斗の拳の原作者である、武論尊の別名なのだ。ジャンプ以外の連載作品には史村翔でクレジットされている。

ようやく離陸して雲の上。眼下の景色を楽しむ。残波岬を眺めたら、次は本部半島と伊江島だ。美しい。伊江島には行ったことがないなあ。たっちゅーを目の前で見てみたい気もする。

愛妻弁当

さて、そろそろ弁当を開けることにしよう。愛妻弁当というのは、なかなかワクワクするものですなあ。自分で作った弁当にはこのような高揚感はない。さあ、どうだ?

さすが女性だ。私でも同じ盛り付けはできるが、かわいいシートをかぶせるという発想はない。食事が楽しくなる。キャベツの千切りを敷いた上にチキンカツとゆで卵。それにマヨネーズとケチャップを合わせたディップを容器に入れてある。ぬか漬けは自家製。たいがい、妻が漬けている。下の方はご飯を入れて、そぼろと玉子、それに刻んだゆでオクラ。私の好きなものばかりだ。市販の弁当だとこうはいかない。

実はこの日は、けいたまの初めてのお弁当の日。そぼろなら食べやすいし、最近野菜を食べなくなったけいたまも、オクラは食べるので見た目にも栄養面でもバランスがいいと思い、妻に伝えた。

味付けも良い、だいぶ料理ができるようになった。付き合い始めた頃は、包丁を持つ手がおぼつかなくて、見ていて怖かった妻だが、今では調理師免許を持っている。美味かった。至高の時間はあっという間に終わってしまった。

到着まではまだ時間がある。少し寝ることにしよう。今日も夜遅くまで呑むのだから。その上、明日は朝一の便で福岡だ。

ママ、ありがとう。お弁当美味しかったよ。

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