2020年4月6日
ギーザバンタ

沖縄県糸満市 ギーザバンタと道の駅やえせ

小春日和

なんだか朝から天気がいい。こんな日は出かけたくなる。以前から、午前中に天気が良かったら行ってみたい場所があった。家からは車で30分ほど。その名は「慶座絶壁」、沖縄の方言では「ぎーざばんた」と呼ぶ。「ぎーざ」は慶座(けいざ)がなまったもの、「ばんた」は絶壁の意味だ。沖縄最北端、辺戸岬の方にも「茅打ちバンタ」があった。あれは茅打ち小屋の近くにある岸壁なので、そういう名前だったような。

ギーザバンタ

Googleマップなどのネットの発達により、観光ガイドがなくても情報が得られるだけでない。ガイドに載っていないような穴場までが情報共有される時代だ。穴場と思っていて場所にレンタカーがわんさか溜まっていることは、すでに珍しくない。なんだかつまらない気もするが、住んでるからこその特権は、天気を選ぶことができることだ。そして、何度でも訪れることができる。

妻が妊娠して仕事を辞めてから四ヶ月。週末に出張が多い私の休みは平日だ。季節外れの沖縄は観光客も少ないから、道も空いているし、ゆっくりと景色を楽しむことができる。観光地でなくても、家の近所を散策するだけでも発見の連続だ。ドラゴンフルーツ、シークァーサー、アセロラ、スターフルーツ、バナナ、グァバ。すべて近所に生えている。天気のいい日に妻と歩いたり、ドライブするのが最近の楽しみだ。

妻にキーザバンタに行きたいと告げると、とこそれ?私も行きたいと言うので、妻の運転で車を家から出した。国道507号線。ラストナンバーの国道だ。誰かの歌に「国道508号線」ってのがあったが、存在しない。まっすぐ進んで東風平(こちんだ)を抜け、具志頭(ぐしかみ)までいく。琉球カントリー倶楽部を抜けて、平和記念公園の手前で左折。突き当りを右に行くと、キーザバンタだ。

ギーザバンタ

頭上にそびえ立つ崖。眼下に広がる青い海。沖縄の海ではないような荒々しい海だ。平和祈念公園からもキーザバンタを望むことができる。

小さな小道があり、下に降りることができる。身重の妻が歩くには厳しいので、一人降りて行く。

ギーザバンタ

降りた先にコンクリートで作られた広場がある。なんのために作ったのだろうか。

道を戻り、もう一つの道を行く。海岸まで取りれそうだが、急なので途中まで行って諦めた。

激しく波が打ち寄せる。いつも見るサンゴ礁の海ではない、沖縄の海のもう一つの顔を見るようだ。

ギーザバンタ

上に戻ると、妻が心地よさそうに崖の上に座っていた。絵ハガキのような光景だ。

キーザバンタを後にして、ランチを食べに車を走らせる。

八重瀬町 南の駅 やえせ

数ヶ月前、八重瀬町に道の駅のような施設ができて、トビウオをフューチャーしていると言う記事を読んだ。道を走っていたら、突然、綺麗な建物が目に飛び込んできた。こいつか。妻と寄ることにした。

建物内には土産物店と野菜の直売所があるようだ。中に入ると、いかにも町の職員のような方が、野菜を進めてきた。朝どれ野菜だと言う。どれどれ。なに?レタスが150円?スーパーでは倍の値段で売ってるぞ?きゅうりも安い。この頃、野菜がバカ高くて困っていた。レタス400円、キャベツ350円、きゅうりは二本で280円。内地に出張に行くたびに野菜を買っていたのもこのためだ。

南の駅やえせ

あまり知られていないが、沖縄の物価は決して安くない。飲食店は安いが、原材料をどこから調達してるのか不思議に思うくらい、生鮮品が高い。それがなんだ、この価格は?やはり農協が悪いのか?農協改革したんじゃなかったのか?(よく分からないで言っている。)

南の駅やえせ

施設の外側には飲食店が3つ。35(さんご)コーヒー、トゥブーそば、すけさんだ。35コーヒーはサンゴで焙煎したコーヒー。サンゴは法律により県外持ち出し禁止だ。県内なら問題ないので、サンゴを生かした商品がいくつかある。首里琉染のサンゴ染もそうだ。トゥブーはトビウオのこと。瀬戸内ならあごだ。つまり、鰹節ではなく、あご出汁を使ったのがトゥブーそばなのだ。

南の駅やえせ とぅぶーそば

残念ながら、どの店も今の私たちには向いていない。私はコーヒーを飲まないし、妊娠中の妻はカフェインを摂れない。沖縄そばも妊娠糖尿の妻は食べることができない。いかいちゃいちゃは最近、スーパーで見ることもある。タンパク質なので妻でも食べれそうだが、ランチにはならない。

残念。

だが、家から遠くないので、ちょくちょく来れるところに、格安の野菜が売ってるのは嬉しい。ゆうたまが生まれたら、家族でトゥブーそばを食べてみたいと思うのだった。

南の駅 やえせ

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