妻の得意技は「豚の角煮」
豚肉は沖縄でもたくさん食べるのですが、食べ方もいろいろあるせいか、売っている部位が内地とはぜんぜん違います。名称も独特です。
- グーヤーヌジー 豚の腕
- クンチャマー 首筋の肉
- ヒサグー 豚の足皮
- テビチ 豚足
- チマク 豚のスネ肉
- チマグー 豚の足先
- Aロース ロース
- Bロース 肩ロース
- ソーキ スペアリブ
- 軟骨ソーキ 豚バラ軟骨
このほかにも
- ミミガー 豚の耳
- チラガー 豚の顔
耳や顔は肉ではなく皮を食べます。細切りにしたものを酢味噌やアーモンド出会えて食べることが多いのですが、私は白髪ネギとラー油で和えた中国式の食べ方が好きです。ミミガーよりもチラガーの方が皮が厚いので個人的にはチラガーの方が好きですね。
「豚は毛と鳴き声以外はすべて食べる。」と言われています。これは中国も同じですけどね。血だって食べますよ。沖縄料理の「チイリチー」は豚の血の炒め物です。中国だと「血豆腐」ですね。血を固めたものです。個人的にはガチョウの血豆腐が一番美味しいかな。
四川料理について
豚の角煮、いわゆる「東坡肉」は四川料理です。「四川は辛い。」というイメージがありますが、辛くない四川料理もあるんです。青椒肉絲(チンジャオロース)も四川料理です。
日本ではメジャーなトンポーローですが、本場中国ではそれほどメジャーな料理ではありません。大陸では「東坡肘子」がメジャーです。これは豚の腕の角煮を蒸したものと言えばいいでしょうか。
北京に行き始めたばかりの頃は辛いものが食べられなくて、四川料理店に行っても辛くない料理ばかり食べてました。麻婆豆腐も日本のものとはぜんぜん違います。日本では「麻辣豆腐」と呼ばれているものが中国の麻婆豆腐なんです。それでも北京人に言わせれば「北京の四川料理店だから辛さが控えめだけど、本場の店はもっと辛い。」なんだそうです。
辛いものが食べられるようになると、四川料理のバリエーションがぐんと増えます。日本ではほとんど見かけない料理がたくさんあるんです。
ある日、どうやったら辛いものをそんなに食えるのか、知人の中国人に尋ねました。
「舌が『辛いっ!』って感じる前に食べてしまうんだよ。そのうち辛さで舌が麻痺するから、辛さが分からなくなってまた食べれる。」
答えになっていませんでした(笑)
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。