中華園
宇都宮で飲む機会があり、繁華街で飲んだ後、せっかく宇都宮に来たのだから餃子が食べたいと言ったら、地元民が中華を食べに行こうと言う。その店の名は中華園。店に入ると階段を上って二階に行くように言われた。こちらは六人の団体だ。
メニュー
お座敷席に通されると、メニューを見る。さて、何を食べようか。私はピータンが食べたいな。え?もう頼んだ。そしたらザーサイ。え?それも頼んだ?肉唐揚げ食べたいな。
「この店は手打ち麺が美味いんだ!」
地元民が激しく主張して注文する。後は任せた。酒は紹興酒だ。ハイボールがないから仕方ない。たまにはいいだろう。
八宝菜
薄味だ。ん?豚肉ではなく、レバーが入ってる。ニンニクが効いて、いつも食べてる味と違う。美味しい…のかな。酔ってるのかな。分からん。
皮蛋(ピータン)は生姜が効きすぎ。ピータンもタレも美味いのに生姜がぶち壊し。臭み消しなのだろうか。これなら皮蛋が苦手な人でも食べられるとかなのだろうか。私は生姜入りの方が苦手だ。
麻婆豆腐
とろみが強い。ニラ入りというのも斬新だ。コクは薄くて塩っぱい。辛さもイマイチ。日本風…でもない。もちろん大陸のものとも別物。この店オリジナルなのだろうか。うーん、苦手だ。
手打ち麺
地元民が言うだけある。スープは優しい味。海米(エビ)の香りがする。麺ももちもちして、すいとん風だ。旨い。
ザーサイは普通にうまい。
豚肉唐揚げ
少し塩が強めだが、大好きな花山椒の香りに味つけがマッチしている。美味い!うちでも真似してみよう。
焼き餃子
メニューには鍋貼と書かれている。焼き餃子は鍋の底に貼りつくから「鍋貼」なのだ。でかい。味はコクがあって濃いめ。
これ、宇都宮餃子なんだよね?
「違うよ。」
地元民が否定する。え?ドリンクラストオーダー?まだ0時半だよ。店は2時までってメニューにも記載があるのに。
「ここの店は1時までなんだよ。終わりが近づくと、帰れと言わんばかりに、おばちゃんが片付け始めるんだよ!」
追い出されるように店を出る。ホテルまでは歩くには遠い。タクシーに乗って帰路についた。
また来ることもあるのだろうな、中華園。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)