ねぎ焼き

大阪市 梅田 ねぎ焼き やまもと 梅田店 オムそばと豚肉玉

大阪三大こなもん?

大阪府内に住む知人に、梅田駅近辺で食事をするのに、おすすめの店を教えてほしいと尋ねた。返事を下記に示す。

個人的には梅田で食べることないのですが、大阪はじめての方にオススメするのは
https://www.yukarichan.co.jp/shop/shop.html

たこ焼き自分で焼きたい方は
http://takonotetsu.co.jp/#section-8s

十三駅の本店しか行ったことないけどネギ焼き
http://www.negiyaki-yamamoto.com/sp/tenpo/index_3.html

お好み焼き、タコ焼き、ねぎ焼き。ふむ、素晴らしい。

無事に出張も終了して打上げの時間だ。なにが食べたいのか皆に聞いてみると、やはり粉もの。できれば元祖でネギ焼きを食べたいと言う意見が多かった。全員、沖縄から大阪に来ている。内地の食事は出張の醍醐味だ。沖縄で食べられないものもあれば、やはり本場は違うなあと感心するものもある。

私と共に出張を続けたメンバーの中には、特定の料理については沖縄の店では食べられなくなったという声もあった。本場を食べるとありがちな話だ。私も北海道担当になってから、海鮮の舌が異様に肥えてしまった。若かりし頃、大学の学食でコメが不味いと怒りだした農家出身の同級生や、東京の居酒屋の刺身が不味いとブチ切れた銚子出身の看護師を思い出す。

ねぎ焼きとなれば、やまもとだろう。なにせ元祖である。ただし、大きな問題が一つ。常に行列ができている店なのだ。昨晩、夕食を求めて梅田界隈をうろついていた時も、行列が途切れることはなかった。こちらは八人だ。果たして、どれくらい待つことになるのだろうか。

さらにネギ焼きを食べてから串カツに行きたいと言う。欲張りだな。でも、嫌いじゃないよ、そのアイデア。せっかく大阪に来たんだのだから、少しでも本場の味を堪能したいよな。

ねぎ焼き やまもと 梅田店

とりあえずやまもとに向かう。行列が長いときは別の店に行こう。店に着いてみると、土曜日の夜だと言うのに、意外にも人が少ない。

これはラッキーだ。

メニュー

八人で並ぶ。いや、六人だ。二人はホテルにチェックインしに行った。我々だけで八人分を確保するのだ。店員がメニューを持ってきた。焼くのに時間がかかるために、事前に注文するシステムである。行列のできるラーメン店でよくあるヤツだ。

二人一組で、ネギ焼きとお好み焼きを頼むことにする。ドリンクは店内で注文すればいいとのことだ。ふむ。私はデラックスねぎに豚肉玉だ。じりじりと前に進む。ついに入口の前まで来た。あと少しだ。結局、15分ほどで店内に入ることができた。

さっそく乾杯なのだ。

メニューにはねぎ焼き発祥の秘話が書かれていた。なるほど。

オムそば大

半分ずつにして鉄板に置く。麺が沖縄そば並みに太い。ソースの味が薄め、あっさりした味付けで野菜も肉も素材の味が楽しめる。玉子の甘みがいい。

美味い。

とん平やき

青海苔の香りよく、肉に絡まる玉子はとろとろの半熟。今まで食べてきたとん平焼きの肉は、スーパー生姜焼き用にスライスされた若干厚めの肉だ。それがどうだ。この店の肉は堂々と厚切りの豚ロース肉だ。玉子だけではない、肉の味もしっかりと味わえる。これが元祖たり得る一品なのだろうか。

美味い。

デラックスねぎ焼き

熱々で香ばしい。こいつをコテで切って口の中に運ぶ。おお、溶けていく。とろけていく。これがねぎ焼きなのか?味付けも絶妙だ。これぞ元祖なのか?調理されて一体化したはずの素材が、口の中でほどけて、それぞれの素材をしっかりと味わうことができる。豚肉と牛肉の違いが、舌の上ではっきりの分かる。

美味い。

糸満出身の同僚の話で盛り上がる。子供の頃、お祝いやビーチパーティがあると、おじが山羊を締めて、毛を全部バーナーで焼いた、真っ黒焦げのヤギができあがる。それを子供たちが洗って下ごしらえさせられる。ものすごく臭くて嫌だったとのことだ。もちろん、今では家庭でヤギを締めることは禁止されている。専用の処理場でなければ加工できない。口蹄疫防止のためだ。

豚肉玉

これも熱々だ。外側はカリカリに香ばしく焼けていると言うのに、内側はもっちりふわふわ。口の中で溶ける。ぜんぜん粉っぽくない。ソース頼みではない、素材の味を存分に引き出して生かす、素晴らしい味付け。野菜の甘みとジューシーさを失わない、ギリギリの火加減ではなかろうか。

うまーい!

来てよかった。

ちなみに店内は禁煙なので、タバコは店外の路上で吸うことになる。私は喫煙しないので関係ない話だ。

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