スエヒロ ハンバーグ

大阪市 新梅田食道街 ビフテキ スエヒロ ハンバーグランチ

ビフテキ スエヒロ

前回は台風に振り回された大阪であったが、今回は大阪で購入したマウスが不良品だったりして、まともに使えるまでになにかと振り回されていた。何度もヨドバシカメラに向かい、食事を求めてウロウロしたこともあり、このあたりの位置情報を少々把握した。

ホテルを出て左側が大阪屋のある新梅田食道街だ。朝から立ち飲みができる、とんでもない場所だ。今回の出張の目的は大阪でのセミナー開催である。準備も終わりランチタイムとなったので、ひとり目的の店へと向かう。前回のセミナーのときにチェックしておいた洋食店だ。

店頭のディスプレイを確認する。ハンバーグとビーフシチューがこの店のツートップか。いずれも美味であろう。年季の入った洋食店の食事がハズレであるわけがない。しかもここは食い倒れの街、大阪なのだ。田舎のように義理人情だけで飲食店がやっていけるような、ぬるい街ではないのだ。

店に着くと、道路側のドアに「満席」と書いてあり諦めかけたが、念のためと食道街の内側の入口から店内を見ると、それなりに席が空いている。ドアを開けて中に入るとカウンター席に通された。壁には懐かしいポスターやら、いろいろと貼られている。

メニュー

さて、何を食べようか。ランチメニュー はこれか。

ビフカツかハンバーグか、それが問題だ。しかし、夜は串カツなどの揚げ物を食べる可能性もなきにしもあらず。ここはハンバーグをがっつり食べよう。朝飯を食べてないから腹が減っている。

ハンバーグランチ

注文するとすぐにスープがサーブされる。自然な旨味のクリーミーなポタージュだ。ハムとコーンの香りもいい。クルトンの食感がアクセントだ。胡椒が欲しかったが、カウンターの上の調味料には見当たらなかつた。残念。

さて、メインディッシュだ。

ハンバーグは豆腐のよう。ナイフを入れても手応えがない。フォークで持ち上げるとぷるプル震える。口の中に入れるとクリームのように溶けていく。なんと言う滑らかな舌触り。肉の味はしっかり、ソースは軽め。ナイフを入れると肉汁が溢れるほどジューシー。

ん?ハンバーグの表面が餃子の羽のようだ。焦げ目がまだらに付いていない、カラメルを塗ったかのような一様な焼き目の上に、ソースを弾く。これは表面に水溶き小麦粉が塗ってあるのか?カリカリだ。

もしや、このハンバーグには卵やつなぎが入っていないのか。だからこれほどまでに柔らかくジューシーなのに、しっかりとした肉の味わいを楽しむことができるのだろうか。表面に小麦粉をまぶすことで、内側ではなく外側で肉をつなぎ、ついでにカリフワ感も持たせることができる。普通のハンバーグのように、最初は強火で表面を焼き固めてから中をじっくりと蒸し焼く方法では、餃子の羽根は焦げてしまう。ハンバーグの厚みを薄めにし、餃子のように焼くのだろうか。

すごい。

ポテトサラダは少し酸味があるがソースと相性がいい。キャベツもみずみずしく、自己主張しないドレッシングは全体の調和を崩すこともなく、見た目よりもボリューミーなキャベツサラダに満足だ。ご飯も少し柔らかめだが、悪くはない。

隣の客が食べていたビーフシチューセットがうまそうだった。次回は私も食べてみよう。

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