福岡市 天神 shinshinラーメン

福岡市 天神 shinshinラーメン ~Aランチ 麺固め~

30分遅れで福岡空港に着いた。那覇空港混雑のために、離陸まで30分かかったのだ。あと2年もすれば解決されると思うのだが、このまま会社に行って、食事をして一時からの打ち合わせに間に合うか。その時、メールが入り、先方も30分ほど遅れるという。ならば、会社に荷物を置いて、食事に行こう。今日は平日だ。昼も過ぎた。ならば行先は一つしかない。shinshinラーメンだ。

身軽になって目的地に向かう。おお!以前来た時は50メートルほど人が並んでいたので食事を断念したが、今日は10人ほどしか並んでいない。チャンスだ。並ぶことにした。ラーメン屋なら回転が早いだろう。

並んでるのは日本人ばかりではない。旅行用キャリーバッグが店内に見える。後ろからは中国語が聞こえる。私もそうだが、県外からの客もさぞ多いのだろう。10分ほど並んで店内に入れた。入ってすぐに左側のカウンター席だ。

昼はランチメニューのみだ。Aはラーメンのみ、Bはラーメンライス、Cはラーメンライス+餃子。Dはラーチャーハン。店内の様子ではCランチが一番人気か。後ろにいた中国人もCランチに煮卵トッピングを注文している。確かにラーメンライス+餃子は最強だ。しかし私は控えた。こらえた。炭水化物の誘惑に抗った。節度ある食事を心がけるのだ。

私の出した結論は「Aランチ、麺固め。」

店内の壁には数多くの色紙が貼り付けられている。何枚か見てみたが、誰のサインだかさっぱりわからない。

ラーメンはすぐに運ばれてきた。これだよ。博多に来たら豚骨だよ。店の看板に書いてある通りだ。間違いない。

まずはスープを一口。豚骨の臭みがなく、いいところだけ引き出した感じだ。とろみのようにトロッとしているのは久留米ラーメンのようだ。骨髄からのコラーゲンをに出すには、よほど丁寧に仕込まないとこうはならない。もう一口。今度はコクのある甘めのスープにネギのシャキシャキ感が程よくマッチする。

スープばかり飲んでいても何だろう。そもそも、博多ラーメンは替玉前提だから、スープを味わって飲んでしまったら意味がないではないか。いや、食べ方として替玉前提なのはともかくとして、なんだ、替玉するつもりなのか?私の中の天使と悪魔が激しく激論しはじめる。ランチなのに何故に朝まで生テレビをしなくてはならないのか?

問題は一旦先送りにしよう。今は目の前の麺に集中だ。替玉は後で考えればいい。違う、替玉を頼んだら、Aランチにした意味がさっぱりないだろうが。ああ、ごちゃごちゃうるさい!麺を食うのだ!細めのストレート麺。固め。スープがよく絡む。しっかりと弾力があるので、プツプツと噛み切るのが気持ちいい。ああ、これがストレート麺だよ。バリカタとか言わなくてよかった。

次にチャーシューだ。味付けは甘め。見た目より歯ごたえがある。トロッと柔らかそうに見えてそんなことはない。うーん、チャーシューもスープも甘めだと飽きないだろうか。そう、ここでごまと紅生姜を追加してさっぱりするはず…が、それほど味が変わらない。うーん、まあいいか。スープも麺もさほど残っていない。最後は唐辛子でガツンと…なんだか失敗した気がする。

そうは言っても、コッテリ感満載の豚骨ラーメンなのにさらっと食べられる。さあ、替玉はどうするんだ?誘惑をこらえるまでもない。腹いっぱいだ。今日の朝飯は食べた時間が遅かったからかな。

沖縄だと食べられない。東京にいた頃は、深夜に天神や田中商店に食べに行けばよかった。ああ、博多とんこつラーメン万歳。次に出会えるのはいつの日か。

博多純情ラーメン shinshin

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