土鍋ハンバーグ 北斗星
今日は移動日だ。札幌から福岡に飛び、そこから新幹線に乗って山口県防府市に行く。昼まではホテルの部屋で仕事だ。私はパソコンとネットさえあれば仕事ができる。ホテルの部屋は理想的な仕事部屋でもあるのだ。
仕事は昼前に一段落したので、チェックアウトする。フロントに荷物を預けて、昼食に向かう。目的地はすでに決めていた。土鍋ハンバーグだ。狸小路のWINSのビルに入っている店だ。
昼を過ぎてしまうと混むだろうから、とにかく12時前に店に入りたかった。ホテルから2分で着く。11時52分、狭い店内はカウンター席のみが空いていた。一番手前の席に案内される。やっぱり混んでいたか。
メニュー
店員がメニューを持ってきた。さて、何を食べようか。煮込みハンバーグといえば定番は赤ワイン煮だ。しかし、人気ナンバーワンは角切りベーコンと焦がしチーズのブラウンシチュー土鍋ハンバーグだと言うのだ。うーむ。いずれにするべきか。
悩む。
決めた。こういう時は人気ナンバーワンに乗っかればいいのだ。角切りベーコンのなんたらに月見のトッピングをオーダーする。
サラダ
まずはサラダが出てきた。シャキシャキのキャベツスライス。フレンチドレッシングと揚げニンニクがかけられている。冷たくて美味い。これはお代わりできるはずなのだが、店員は何も言ってくれない。
角切りベーコンと焦がしチーズのブラウンシチュー土鍋ハンバーグ
カウンターの目の前で土鍋に火をかけて調理する。ハンバーグの上にチーズが載せられる。それをさらにバーナーで炙る。
カウンターの奥ではものすごい火を立てながらハンバーグを焼いている。中まで火を通す必要はないが、煮崩れしないために外側をしっかりと焼いている感じだ。
そろそろできあがりだろうか。小さな丼によそわれたご飯が出てきた。続いて土鍋だ。熱々なのだ。
バスケットにはハシとスプーンしかない。ナイフもフォークもない。それが流儀と言うならば、従おうじゃないか。まずはハシで野菜を食べる。一口。これはにんじんか。甘くて柔らかい。美味いな。次はかぼちゃだ。こいつも甘い。ソースに合う。続いては…玉ねぎだ。意外にも固めで、シャキシャキの食感が残っている。てある。ジャガイモも硬めだ。煮崩れさせないためだろうか。
さて、いよいよ本丸だ。スプーンでハンバーグをちぎり、たっぷりのソースといただく。
美味い。
コクと深みのあるソースとハンバーグの相性がバッチリだ。今度は卵とチーズも、一緒に食べる。これは?!肉の旨味、卵な甘み、チーズの塩気がソースと相まってご飯が進んでしまうではないか。ここ数日、炭水化物をかなり控えていた。今朝もご飯は茶碗に三分の一しか食べずに、豚丼の肉やスープカレーにチキンやベーコン、温泉卵など、タンパク質中心の食事で済ませた。昨日の朝飯は納豆に玉子にちくわとぬか漬けだ。米は無しだ。
それも北海道で美味いものを食べるためだ。ジムに行く時間が全然ないので休会してしまったから、食事制限しかすべがないのだ。
うおおお!美味いぞ、こいつ!熱々なので気をつけないと火傷する。ブロッコリーもソースにあう。ここでサラダをお代わりだ。やはり無料だった。水もセルフだ。カウンターに置かれているビンがお冷だ。
メニューの冠であるベーコンは…なくてもいい気がするがあっても困らない。まあ個人的にはどうでもいい。ああ、本当にご飯が進んでしまう。こんなに食べる気は無かったのに。北海道、万歳。
トイレは店の外。WINSのトイレを使うのだが、煙い。タバコを吸っている人がいる。分煙されてないのだろうか。
ご飯を少し残してしまったが、茶碗二杯分はあるように思う。夜は炭水化物を食べないつもりだが、旅先では何が起こるかわからない。美味いものを眼前にすれば、人間の意思など脆いものなのだから。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)