ローストビーフ

品川駅 THE DAD BOD シーフードグリルチャウダー

THE DAD BOD ダッドボッド

店は品川W(ダブル)ビルの二階。私にとっては思い出深い場所だ。かつて、このビルにソニーマーケティングだったかVAIOネットワークサービスかがあった。仕事でよく訪れた場所だ。

懐かしい。

エレベーターで二階に上がる。エレベーターホールはオフィスビルのそれである。本当に飲食店があるのだろうか。ビルの中を少し歩くと、突然、飲食店の入口に出くわす。ここか。

店内の中央に大量の肉が熟成されている。品川駅近辺で私が最初に選んだ店は予約が取れなかったので、次点のこの店を予約したのだ。店員に名前を告げると、ホールを抜け、別室となる奥の席に案内された。団体客用の部屋のようだ。

19時から十名の予約なのだが、大半が沖縄から飛行機で東京に来る。便が遅れたらしく到着が19時半になるとのことで、先遣隊である私ともう一人とで、先に軽く食事を摂ることにする。時間制限付きの飲み放題なので、全員がそろわなければスタートできないのだ。

メニュー

メニューを頼もうと部屋を見回すが店員がいない。いや、ホールと別室をつなぐ通路に店員がたまっているのだが、なにやら笑いながら話し込んでいる。世間話に盛り上がっているのだろうか。まったく客の方を見ない。しばらくして、ホールから料理を持ってきた店員がこちらに気づき、事なきを得た。

さて、なにを食べようか。デリカテッセンはちょっと重いかな。

シャルキュトリ。聞きなれない名前だ。ロボットSFもののアニメに出てきそうだが、フランス語で食肉加工品全般を指すようだ。これにしよう。

ビールは東京の地ビール、隅田川のバイツェンをセレクト。フルーティーで美味い。

シャルキュトリ3種盛り

自家製コンビーフは缶詰と全然ちがう。美味い。パシュート、口当たりなめらか。サラミも自然な塩気で美味い。付け合わせのザウアークラウトが美味い。ピクルスも食感と味、どちらもいい、ビールに合う。

ようやく全員がそろった。ここから飲み放題がスタートだ。専用のグラスを渡される。これをサーバーにセットすると、グラスの底からビールが湧き出るように注がれるのだ。写真を撮るのを忘れてしまった。なぜなら、私は地ビールを飲んだ後なので、ハイボールを飲んでいたのだ。

コース開始

前菜盛合せ

ホタテとパクチーのマリネは最高だ。オレンジとレモン漬け厚切りスモークサーモンも悪くない。グラタンもなかなかビールに合う。玉ねぎはみためほと火が通っていない。

唐揚げ

いたって普通の味だ。付け合わせのシシトウの素揚げが美味い。

シーフードグリルチャウダー

具も美味いが、それぞれの食材から染み出た出汁が混じりあうスープが最高。丸ごと半分が入ったニンニクも旨し。火加減もちょうどいい。これは絶対に食べるべし!

ローストビーフ

ローストしたものをさらにグリルで焼いてある。香ばしい。シャキシャキしたクレソンが旨い。

コースなのでライスとパンのいずれかを選ぶ。パンはシュークリームの皮だ。シーフードグリルチャウダーとすごく合う。 ご飯はガーリックライスか。一口食べてみる。割と普通だ。これならばパンを選択するのがスマートである。デザートのアイスも甘さ控えめでいい。食べるつもりないのに、すべて食べてしまった。

満足だ。肉はいいねぇ。こういう普段は食べられない、非日常の料理をいろいろ食べることができるのが東京の魅力だ。

さて、明日の夜は何を食べようか。

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