2020年4月9日
芝公園 ハイカラ 唐揚げ

芝公園駅 からあげとハイボールのお店 ハイカラ

芝公園ディナー

今日も帰り遅くなった。これから夕食だ。現在時刻は午後10時。この辺は東京駅から電車で数分にある高級住宅街だと言うのに、深夜に食事をできる店は本当に少ない。大体は10時で終わってしまう。正直言って、地方都市の方が深夜まで食事ができる。午後10時を過ぎても開いている店は、たこ焼きが売り切れたたこ焼き屋と、いくつかの居酒屋くらいだ。いや、居酒屋も11時には閉まってしまう。本当に深夜は寂しい街なのだ。

食事をする店が見つからなくて、コンビニで食料を調達することも少なくない。だが、弁当はどうしても好きになれない。塩分も多いし、食べ終わった後に片付けもしたくない。飲食店で食事を注文すれば、黙っていても酒と料理が出てくる。味付けも調整できる。出張の時ぐらい、こんな楽をしても構わないだろう。自宅では料理は私の担当だ。家事もできるだけ、いや、ほとんど私がするようにしている。妻には休んでほしいのだ。それでも妻は私のために何かしようとしてくれる。本当にその気持ちだけで良いのだ。十分に嬉しいのだ。出張が多い私のために、ゆっくりと休んで、英気を充電して欲しいのである。

金杉橋から東京グランドホテルのほうに向かって歩くと、目に入ってきたのは唐揚げハイボール酒場だ。確か割と最近開店した店だと記憶している。店頭には気軽に入ってくださいと色々と書いてある。外から店内の様子が見える。なかなかシンプルな内装のようだ。メニューもシンプルなようだ。まあ、今は唐揚げとハイボールがあればそれでも良いか。せっかくの機会なのでこの店で夕食をとることにした

店舗外観

店に入り、カウンター席に座る。手書きのボードが目に入る。他人のことを言えた義理ではないが、あまり字は上手くないのだな。「はあと」も男性が書くと、なんだか下品に感じてしまう。字体とのバランスが悪いのだろう。

メニューボード

メニュー

さて、何を食べようか。メニューに目を通す。基本は唐揚げとソースを選ぶスタイルである。

メニュー 唐揚げ

前菜は野菜にこだわっているとのことだが、半数は味が濃いようなメニューである。私には食べられない。

メニュー 前菜

予想に反して、サイドメニューもいろいろとあるようだ。

メニュー ほっかほか料理

サイドメニュー

お通しのサラミがしょっぱ過ぎて食べられない。サラミとはこんなにも塩がきついものであったか。シャルキュトリ(ソーセージはハムなどの豚肉加工品)は基本的に塩漬けのために、塩分含有量が高めだ。干物と同じである。だが、ここまでしょっぱいと身体に悪いのではなかろうか。もったいない話だが、こいつは食べずにスルーした。

サラミ

きゅうりのたたき、野菜はうまいのだが、味付けが私には少々塩っぱい。薄味で、と告げるべきであったか。酒に合うように、あえて塩を効かせているのだろうか。

キュウリのタタキ

カプレーゼ、トマトがすごくジューシーで甘くて美味い。野菜にこだわっているだけある。

カプレーゼ

店内に流れるは「やまざきまさよし」。いいなあ。懐かしい。続いては夏メロだ。90年代だ。マスターは1992年生まれとある。この篠原涼子が歌う曲は小学生の頃にでも流行ったのだろうか。調べてみると94年だ。マスターはまだ2歳である。

気にしないでおこう。

続いては椎名林檎。しかも90年代ナンバー。

唐揚げ

唐揚げは薄味。サクサクだ。鳥胸肉をうまく使っている。とてもジューシーだ。唐揚げ5個は食べきれるか自信がなかったのだが、どんどん食べてしまう。酒が進む。私にはソースなしで十分な味付けだ。

からあげ

先に飲んでいた客が店を出て行く。店内は禁煙だ。外でタバコを吸っていた。これは嬉しい。飯を食いながらタバコの匂いは嗅ぎたくない。BGMが気になる。

  • マイリトルラバー ハローアゲイン 1995年。
  • スピッツ 涙がキラリ 1995年

これらもまた店主が2〜3歳の時の曲である。まあ、名曲だからいいか。ちなみに自分が2~3歳のときに流行った曲はなんだろうか、ネットで調べてみた。

  • 365歩のマーチ(水前寺清子)
  • 長崎は今日も雨だった(内山田洋とクールファイブ)
  • 黒猫のタンゴ(皆川おさむ)
  • マルタ島の砂(ハーブ・アルパートとティファナブラス)

ハーブアルパートは中高生の頃に大好きだったので置いといて、邦楽は時代が分かる。分かってしまう。昭和だ。演歌だ。

理想と現実の狭間に

メニューには店長のプロフィールと経営理念が書いてあった。客と一緒に店の雰囲気を作り上げたい、フレンドリーナー店にしたいと言う想いが伝わってくる。不器用でも、一生懸命に料理も接客もしますと言う心がけに好感を持てる。

プロフィール

マスターは客もよそに、ひたすらスマホをいじるだけ。コミュニケーションは必要最低限の会話のみであった。店内は静かだ。BGMが響くだけだ。プロフィールと話がだいぶ違うな。客商売に向いてないのではないかと老婆心ながらに心配になる。

店内風景

理想と現実のギャップにやる気をなくしたのだろうか。早々につぶれなければいいのだが、私には塩気がきつすぎる味付けと相まって、おそらくこの店を訪れることはないだろうなあと確信して店を出たのであった。

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