仙台へ
沖縄から仙台までは直行便が飛んでいる。三時間ほどのフライトだ。梅雨明け間近なのだろうか。晴天に眼下の伊江島が美しい。
三年前に一年間、一緒に全国を回った仲間との年に二度の交流会だ。久しぶりに会う仲間もいれば、あちこちで顔を合わせている仲間もいる。会場は牛タン 司(つかさ)。駅から予約したJALシティホテルに歩く途中で一人と鉢合わせした。先にどこかで飲んでいるらしい。
牛タン 司
ホテルにチェックインして一息つく。集合は午後六時半だ。ホテルからは徒歩で15分ほど。ちょうどいいくらいの時間か。少し雨がパラつく街を歩く。仙台には会社の支店があるので、年に何回かは来ている。飲屋街である国分町の位置もだいたい覚えた。
店を見つけた。間違いない、ここだ。階段を上がり、店に入る。予約名を告げると、部屋に通された。あれ?集合は午後六時半だよなぁ。全員がそろっているのはいいとして、明らかに皆んな二杯目だよな。
なんで?
何か私だけ集合時間をずらされてサプライズでもあるのかと思ったりしたが、そんなこともなく、ただ、皆んな早く飲みたかっただけらしい。
こいつらマジで呑兵衛だ。
なので料理もとっくに配膳されたうえに、食い散らかされている。まあいい、まずは乾杯だ。
熟成牛タン
食事の方は、熟成牛タンが美味い。柔らかい。そのまま食べても美味いが、柚子胡椒をつけると味わいに広がりが出る。付け合わせの白菜の浅漬けと高菜の浅漬けも秀逸だ。漬物がいいのではない、この組み合わせが秀逸なのだ。
牛タンスモーク
燻製というよりは生ハムみたいだ。これって、スモークじゃなくて生ハムじゃないのか?牛タンを食べてる感じはまったくない。酒に合う。
テール焼き
続いて店員が持って来たのはテール焼き。普通はスープにして食べる部位を豪快に焼いたものだ。見た目にインパクトがあるが、皿にとるとその薄っぺらさに拍子抜けする。味は焼き鳥というか、串焼きのようだ。当然、七味をつけて食べることになる。
テールスープが飲みたいなあ。
昔話と近況報告に花が咲く。酒が入っているから盛り上がる盛り上がる。いやあ、仲間っていいねえ。牛タンつくねが出てきた。玉子の黄身につけながら食べる。これは美味い。鳥とは香りが異なる。コクがありながらも、しっかりと上品な肉と牛タンの味わいを楽しめる。
いつもとは違う牛タンを堪能できた。腹もいっぱいだ。さあ、次に行こう!
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)