締めに麻婆豆腐
全国を回ると、各地域によって飲みの締めが異なる。なぜか仙台に来ると、私は麻婆豆腐で締めることが多い。以前も地元民に連れてこられたこの店。
がりでぶちゅう。
ガリって、あの、生姜スライス甘酢漬け?そらにブチューってキスするの。
なんやねん、それ。
メニュー
メニューは豊富だ。仙台市民のソウルフードと呼ばれている麻婆焼きそば。食べたことがない。私の身近にいる仙台市民も、人には進めておきながら、自分は食べないと言う。
なんやねん、それ。
お通しのもつ煮がうまい。丁寧に料理してある。もつ煮を食べるとその店のレベルがわかるといっても過言ではない。
麻婆焼きそば
ご当地グルメ、麻婆焼きそば。麺を食べなければただの麻婆豆腐だ。花山椒の効いた私好みの味付けだ。辛さは少し物足りないが、締めだからこんなものでいいだろう。
カレーもある。そういえば、東京駅八重洲口地下街、通称ヤエチカにアルプスと言うカレー屋がある。そこの名物が麻婆カレーだと言うんだよ。
店主が驚く。
「そんなの合うんですか?味が喧嘩しませんか?」
いや、私も確かめようとは思わないよ。合うとは到底思えないけど、作ってみてよ。
「いや、それは…」
店主、断る。じゃあ、カレーちょうだい。ちゃんとカレー皿で出すんだ。どれどれ、一口。ふむ、コクのある、中辛の金沢カレーにも似たルーがなかなか美味い。こいつと麻婆豆腐を一緒に食べてみる。
あれ?
意外にいける。味が喧嘩していない。むしろ融合する。
あれ?
美味い。酔ってるからかなー。もうでろでろだよ。よく記憶が残ってたな。
ラーメン追加
「ここのラーメン美味いんですよ。」
仙台市民がそういいながら、ラーメンを注文。いや、私は寝る前に炭水化物は…
「いいから食べてみてよ。」
勧められるままに食べる。まずはスープ。美味い。酔ってるから味は表現できないが美味い。あっさりとしていてコクのあるスープ。オーソドックスな胃に優しい味だ。次に麺だ。細い縮れ麺はなんだかゆですぎじゃないかと思ったが…おう?!これはモチモチの麺なのだな?それでゆですぎと勘違いしたのだな。スープがよく絡む。
美味い。
やばい。全部食べてしまった。すぐにトイレに行き、口に指を突っ込んで戻す。こうしないと太ってしまう。摂食障害みたいで嫌だが、こうしないと翌朝大変なのだ。
うー、デロデロだ。ホテルに帰る。
日記を書いてみて、我ながらよく記憶が残ってたものだと感心する。まだまだ若いモンには…やめとけ。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)