まるき 本店
ランチの時間だ。さて、なにを食べようか。スープカレー、ジンギスカン、ラーメン、どれも違うな。この季節なら新そばなのだ。北海道は蕎麦の一大産地。そうだ、蕎麦を食おう!近くの蕎麦屋はどこだ?ネットで調べる。「まるき」という店がある。聞き覚えがある店名だ。そう、新千歳空港の一階にある店の本店だ。ならば美味いだろう。迷わずこの店に行くことにした。
ホテルから10分ほど歩くと店に到着。まだ開店していない。5分ほど早かったか。あたりを散策してから店に戻る。店員が中から出てきて、のぼりを立てていた。開店と同時に店に入る。早い時間だから、そんなに混んでいないだろうと思ったら、後から続々と客が入り、五分後には満席に。私も相席となった。
メニュー
メニューも充実している。ランチメニュー、季節のメニュー、定番メニュー。
年越し蕎麦。気がつけば今年もあと二ヶ月足らず。最近は年々、月日が早く過ぎていく。年内に何回、北海道に来ることになるだろうか。
どれにしようか、悩むこと五分くらいだろうか。天丼セットをチョイスした。
天丼セット
そうこうするうちに天丼セットが運ばれてきた。見た目は充分にうまそうだ。まずは蕎麦から食べる。喉越し良く、みずみずしくて、滑らか。二八蕎麦だろうか。少し縮れているのが特徴のようだ。蕎麦の角が立っている。太さも均一だ。辛めのつゆに少しつけて食べる。うん、美味い。蕎麦を食べる手が止まらない。
蕎麦を半分くらい食べたところで、ようやく天丼に手をつける。ご飯に染みたタレは、甘さ控えめ、味は薄めでガツンと来ない。なんだかふわっとしている。天ぷらはかなりの種類だ。魚はホクホク、エビはプリッとして、味だけでなく食感もいい。ついついがっついてしまう。こちらも食べる手が止まらない。
蕎麦を一口食べ、続いて天丼を一口食べて、ではなく、蕎麦をガーッと食べたら、天丼をぐわーっと食らう感じだ。何度か繰り返したところで、完食だ。開店すぐの一番蕎麦は美味いのだが、蕎麦湯が育っていないのが残念だ。仕方がない。薄めの蕎麦湯をいただく。人が並ぶだけのことはある。個人的には好きな店だ。次回は季節のメニューにチャレンジしてみたい。
一息ついたところで席を立ち、店内の階段を地下に降りていくと、客席とトイレがある。ランチの時はこちらの席を使わないようだ。トイレはきれいで、温水洗浄便座だった。
この日、会議を終えて、懇親会も済ませ、その後、三軒をハシゴして、締めの鮨店で、偶然、今日の飛行機が満席の理由を知った。東方神起のツアー初日が札幌ドームで開催され、全国から追っかけが集まったのだ。女性パワー、恐るべし。韓流もまだまだ凄いんだな。
酒と蕎麦 まるき 本店
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)