札幌ラーメン 雪あかり
名寄を出て3時間少々。ようやく新千歳空港に到着した。蕎麦を食べようかとも思ったが、これから行く長野もそばの本場。ラーメンにすることにした。昼が過ぎたとはいえ、まだまだ混んでいるだろう。
荷物を預けにカウンターに向かって驚いた。100メートル以上はあるだろう、ものすごい長蛇の列だ。どれくらい待つのか?幸い、私はダイヤモンドメンバーなので、専用カウンターが使える。こちらは並ぶことなく、荷物を預けることができた。
店は二択だ。けやきか雪あかり。どちらも好きな店だ。ラーメン道場に向かうと、ものすごい人だ。すべての店が満席。まずはけやき。10人以上並んでいる。雪あかりはどうだ。けやきほどは並んでいない。よし、雪あかりにしよう。
メニュー
店は満席だ。北海道に来たらラーメンを食べなければならないと、誰もが思うのだろう。待ってる間に、何を食べようか考える。いつもなら味噌チャーシューネギトッピングなのだが、今日はネギ味噌ラーメンにしよう。餃子はいらないかな。
5分ほどで席が空いた。テーブルには通常メニューと季節限定メニューが置かれている。
ん?熊笹餃子。気になる。これも食べよう。
熊笹餃子
先に餃子が出てきた。緑色だ。酢醤油とラー油で食べるように説明される。何か調味料が添えられている。舐めてみると生姜だった。
餃子におろし生姜をのせ、酢醤油とラー油のタレにつけて食べる。特に変わった味はしない。後味に生姜がツーンときく程度だ。皮が緑色だから、笹が練りこんであるのだろうか。
ネギ味噌ラーメン
続いてラーメンが運ばれてきた。まずはスープだ。レンゲですくい、口元に運ぶ。すする。ああ、優しい味だ。ガツンとは来ない。脂少なめのアッサリした、味噌汁のようなスープだ。そういえば向かいにおる「空」も同じようなスープだったな。昨晩も飲みすぎて、ここまでに水を1.5Lは飲んでいる。ああ、胃にしみる。いつも同じようなことを書いてるというか、感じてる気がする。
次は麺だ。見た目にも美しいネギを容赦なくスープに沈める。するとモヤシが姿をあらわす。これを書き分ければ、麺にたどり着く。この店は西山製麺所の麺を使っている。私の大好きな麺だ。透明感のある、やや四角形の断面をした、コシのある縮れ麺。
ああ、美味い。クタクタになった、しかし、シャキシャキしているネギと一緒に麺を食べる。たまらない。今度はチャーシューだ。これもいい。口の中でとろけるような柔らかさ。肉の味をうまく生かした薄味とスープの相性がとてもいい。めんまは柔らかいがコリコリした食感がしっかりとする。味はあまりしない。薄味なのだろう。アッサリしているスープの味を邪魔しない。バランスのいいラーメンだ。
そして、チャーシュー麺にしなかったのは正解だ。自分が思うほど、私の体調はまだ戻ってはいなかった。少しきつくなってきたが、気合を入れて食べきった。
よし!
ランチも済ませた。富山に向かうぞ。
雪あかり
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)