糸満西崎魚売場
家族三人+義母の四人で食事に行くことになった。さあ、どこに行こうか。日曜日だが、せっかくなので糸満に行こうと話がまとまった。西崎には魚市場とファーマーズがある。言うなれば、魚介の直売所と野菜の直売所だ。以前は私もよく糸満ファーマーズに来ていたが、今の自宅に引っ越してからは「くがに市場」に行くので、糸満に来るのは久しぶりだった。
なんといっても、仮出所中(笑)の妻に美味しい魚介類を食べさせたかったのだ。魚市場は那覇にも「いゆまち」があるのだが、おそらく混んでいるし、あそこは魚だけだ。どうせなら野菜も買いたいので、糸満にしたのだ。
ここでの食事は三通りだ。一つ目は一番人気。魚市場で買ったものを、食事コーナーで食べる。
揚げ物も売っている。
刺身は県内産だけでなく、県外産も数多く売っている。外国人も多く訪れるためだろう。日本人にとって沖縄は南国だが、外国人にとって沖縄は日本なのだ。日本国内で食べられるものは、すべて沖縄でも食べられると思っている人が大多数のはずだ。我々がタイに行けばどこでも生春巻きが売っていると思い込んでいるのと変わらない。あればタイ北部の料理。南部では食べられない。
グラタンに見えるのはウニ焼きだ。
ふつうに魚や刺身も売っているので、時々買いにくる。
日曜日なので観光客が多い。ここに二歳児を連れて食べるのは不可能だ。観光施設の方に向かう。遊食楽(ゆくら)だ。
食堂とフードコートがある。
やはりお座敷のある店がいいだろうと言うことで、アンマー亭に決定。
アンマー亭
さて、何を食べようか。私はウチナー定食。
義母は魚汁(さかなじる)定食。
妻にはうなぎ定食だ。
けいたま、喉が渇いてたんだね。スマホでアンパンマンを観ながら豪快に水を飲む。
うちなー定食
ぜんざいにはジーマーミーどうふが添えられている。ジーマーミーは地豆、落花生のことだ。天ぷらはサラッとして油っこくない。皿にも油が残っていない。もちふわ天ぷら。味もいい。けいたまがもずくを爆食い。塩とシークヮサーの果汁で食べる。美味い。
もずく豆乳どうふ。柑橘の香り爽やか、口当たりよく滑らか。デザート代わりなのか。妻も母も食べてみる。美味しいね、これ。刺身はマグロがうまくてびっくり。さすがにさかな市場だけある。脂がのって甘い。
うなぎ定食
ふんわりで味付けも甘さ控えめ、いい感じだ。ご飯も美味いので、けいたま爆食い。皮が少し厚い。台湾産だろうか。ここ糸満市西崎では、台湾から輸入した鰻を畜養していると、何年か前にニュースで見た記憶がある。
魚汁
三種類の魚が入った贅沢版。真ん中には二種類のニンジン。糸満名物「美ら(ちゅら)キャロット」と黄色い島ニンジンだ。臭みなく、薄味に甘めの味噌で味付け。おさかな大好きけいたま、これまた爆食い。義母も美味しい美味しいと食べている。
ジューシー、味付けが上品。けいたま爆食い。よく食べるので嬉しくなる。美味しくないと食べないんだよなあ。中身汁はと…なんか臭い。ああ、生姜を入れるの忘れた。臭みが消える。中身がもちもち。美味い。
四人とも満足。トイレは洋式だ。温水洗浄便座ではない。レジに向かう。カチューユーが売っている。さすが沖縄。お湯に鰹節と醤油を入れただけのものだ。では、支払いをカードで。え、使えないの?観光客も多いんだから、カードは使えないとダメなんじゃないのかな。
ファーマーズマーケット
ここはJA沖縄が経営する直売店だ。
夏のフルーツが出回り始めた。ベトナムグミは初めて見た。変わり種のフルーツを栽培する農家が増えてるのだろうか。グァバは定番だ。沖縄では「ばんしるー」と呼ぶ。中国語で番石榴と書く。これの日本語読みだ。
カニステル。ウチの近所でもなっている。食べたことがない。
パッションフルーツ。定番のフルーツだ。甘酸っぱくて、私も好きだ。
サトウキビだ。お盆でもないのに、誰が買うのだろうか。
島バナナ。家の近所でもそこら中に生えている。
アテモヤ。フルーツのアイスクリームだとか呼んでいた気がした。食べたことがない。
もう少しすればマンゴーも出始める。楽しみだ。
ファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)