四川料理の店
本日は岡山で会議である。そのあとは恒例の懇親会だ。会場は中華料理、それも私の好きな四川料理の店だという。店の名は居酒屋 又来軒。またくるけん?いや「ゆうらいけん」と読むらしい。外は相変わらず土砂降り。「岡山は晴れの国」と知事をはじめ地元民は自慢するが、私が岡山を訪れて晴れている確率はかなり低い。県民が全員でぐるになって日本国民を欺いているのではなかろうかと勘繰りたくもなる。
店に入るとお座敷に案内された。コースなので、バンバン料理が出てくる。
まずは前菜。大根の千切りとバンバンジーがマッチする。ピリ辛でくせになりそう。貝は風味豊か。いいねえ。これは期待できそうだ。
続いてサラダ。あっさりした中華ドレッシングがシャキシャキの野菜と絡んで素材の味を引き出している。タコがうまい。サーモンは…味がしない。これもいいね。
鶏肉が柔らかい。肉まんもジューシー。固い肉は香り豊か。
お次は雲白肉もどき。甘いのにピリ辛で味に立体感がある。肉と油の味が引き立つ。キュウリが爽やか。美味い。
タイも美味い。辛くない。深い味わい。鯉だと泥臭いのでどうしてもソースがきつくなるが、タイなので味つけは薄めだ。素材の味が活かされている。
エビチリは独創的。ソースの存在感よりもエビが上。殻もカリカリ。美味い。
チンジャオロースー。素材が喧嘩せずにまとまって、風味豊かに仕上げられていふ。私には少々味が濃いかな。
ラストは麻婆豆腐。まさに中華だ。本場四川料理のコンセプトを継承しつつ、日本人の口に合うようにアレンジされている。こういうのもありか。
美味しいんだけど、個人的には本場のガツンとしたやつを食べたかったな。だが、これで飲み放題付きで四千円。素晴らしいコスパである。東京ではあり得ない価格である。だから地方での食事は魅力的なのである。今度は一人で訪れて好きなものを食べてみたい。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)