旬創旬家 無双
夕方からの会議を終えての懇親会。本日の会場は「無双」。コース料理を予約済みとのことだ。階段を登って三階のお座敷に案内された。
まずは乾杯。長い会議で喉が渇いていた。当然、北海道ならサッポロクラシックである。沖縄では意外にオリオンビールにこだわる地元民が少ない。観光客の方がオリオンにこだわる。だいぶ前にアサヒビールと資本提携して独自の研究所がなくなってから、ビールの味がだいぶ変わったと言う人もいる。
お通し
まずは山菜の天ぷら。五月に食べられるのは北海道ならでは。なんせこの辺りの桜は五月の連休あたりに咲く。タラの芽は衣はカリカリ、なかはトロトロ、春の訪れをカリトロで味わえるのが嬉しい。内子焼きは、イカにカニの卵を塗って焼いたもの。珍味だ。
サラダ
みずみずしい野菜の上には海苔と焼いた油揚げ。それも通常のではない、北陸地方特有の大きな揚げである。サラダ自体に文句はないが、せっかくの揚げが野菜の水分で湿気ってているのが残念でならない。これなら揚げだけで食べたい。
刺身
北海道は刺身が美味い。なまら美味い。宴会コースで安心して刺身を食べることができるのが嬉しい。東京ではこうはいかぬ。不味くて鮮度の落ちたものばかりなのだ。最近では団体で予約するときに刺身を入れないように伝えるくらいだ。
エビ香り揚げ
レモンを絞りかけ、焦げ醤油粉をつけて食べる。カリカリの食感とともに濃厚かつ甘い海老の味わいが口の中に広がる。つくねチーズは鳥の旨味をしっかりと味わうことができる。鳥とチーズは相性がいいのである。写真を撮り忘れたのである。
鳥の釜焼き
山芋の薄切りの上にのせられたと肉は柔らかく、甘めの味付けである。変わり揚げのカリカリがアクセント。茶碗蒸しも美味い。
おにぎり
巻き寿司風に見えておにぎり。シャケ、たらこに梅。贅沢な味わい。塩気控えめないぶりがっこもなかなかうまい。これは漬物代わりになるなあ。ライトな感じでクセがあまりない。帯広ナイズされているのだろうか。
デザート
甘さ控えめで五十路男の口にも合う。皆も旨いと口々に言いながら食べている。ほのかなピーチの香り、なんだろう、これ?
なかなかのものであった。居酒屋のコース料理なので期待していなかった分、思いのほか美味い料理を楽しめたのが嬉しい。一人でも訪れてみたいものだ。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)