餃子専門店 西屋
今日の会議後の会食は、那覇は西町にある「西屋」だ。この店に始めてきたのは、もう5年以上前になるだろうか。知人の沖縄在住中国人に連れてこられた。ご主人夫婦は北京出身とのこと。日本語はほとんどできないが、子供たちは日本語ができるので、フロアを担当していた。本場の餃子はおいしく、店内の雰囲気は中国を思い出させてくれる。しかし、町の中心部から少し離れた場所にあるので、どうしてもタクシーで行くことになるため、最近は足が遠のいていた。そこに久しぶりに行く機会ができた。楽しみだ。
今回は自分の車で店に向かう。3台分の駐車場があるので無料で停められる。もちろん、帰りは運転代行だ。
さて、なにを食べようか。メニューを見る。なんたって、ここは食べ呑み放題の店だ。
まずは皮蛋豆腐
これ、好きなんだよなあ。絹ごし豆腐の上に皮蛋を盛りつけ、ゴマ油と塩をかけたものだ。タレは店によって異なる。大陸では豆腐を崩してぐちゃぐちゃにかき混ぜてから食べる人もいた。まあ、合理的だな。自分はそんな食べ方しないけど。
ラー油豆腐千切り
日本語だと意味が分からんな。中国語では凉拌豆干丝である。日本語だと「野菜と乾燥湯葉の千切りラー油和え」が近いだろうか。湯葉と言っても、日本のものよりだいぶ厚くてしっかりしている。中国ではポピュラーな食材だ。それに私はこいつが大好きなのだ。
焼き餃子
鍋貼。北京の餃子は皮が厚くてもっちり。水餃子がメインだ。家庭では、夜に食べ残した水餃子を翌朝焼いて食べる。日本の焼き餃子は中国ではラーメンと同様、和食と位置付けられている。ジューシーでうまい。なんたって餃子の本場は北京だ。老辺餃子館(新宿の店とは関係ないと思う。)では700種類もの餃子のレシピがあるという。
酢豚
注文していないが出てきた。間違えたらしい。「食べ放題だからいいでしょ?」とは、まったく大陸的なおおらかさだ。このあたりは沖縄も共通するところがある。美味いので、まったく問題ない。
水餃子
もちもちの皮に肉汁たっぷりで美味い。大陸では黒酢につけて食べる。食べながらニンニクしょうゆ漬けをかじり、餃子のゆで汁を蕎麦湯のように飲みながら食べる。今は分からないが、以前は北京で水餃子を頼むとき、注文の単位は1人前ではなく、1斤(約500g)であった。
山椒塩豚肉
先日、宇都宮で食べた豚肉のから揚げがうまかった。あれと似ているのかと思い注文。うん、花山椒がきいていて美味い。予想通りの味だ。酒が進む。酒はビールからチューハイを経由して泡盛水割りになっていた。炭酸水が欲しいと頼むが無いという。チューハイがあるんだから炭酸水もあるだろうと思ったら、チューハイは缶チューハイをグラスに注いでるだけだ。ならば、ここは力づくだ。炭酸水を買ってきて持ち込んでもいいかと尋ねる。
「分からない。」
言葉が通じない。マジか。仕方ない、中国語で尋ねてみた。
「OK」
通じた!近くのローソンでウィルキンソンを2リットル分買ってきた。島酒(泡盛のこと)を炭酸で割る。美味い!やはり島(しま。泡盛のこと)は炭酸割に限るのだ。
油淋鶏
モモ肉まるごとの豪快な料理だ。普通は皮つきモモ肉を使うが、このほうが食べごたえがあるように感じる。いつも思うが、骨つきのほうが味が濃い気もするのだ。美味い。
ラストは搾菜肉絲
これは自宅でも作るが、私の場合は魚泉搾菜じゃないとだめなのだ。大陸では有名なメーカーだ。アメ横でも売っているが、大陸の10倍くらいの金額なので、買う気がしない。
以上、食べ放題、飲み放題。おなかもいっぱいです。大満足。すいませーん、代行を呼んでください。
西屋
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)