持ち込みOKの店
本日は顧問先との月一回の定例会議からの懇親会だ。1月は体調不良で参加できなかったので、久しぶりである。あけおめである。この会議は雑談しながら業務の問題点を洗い出し、解決方法を模索しながら提案するゆるーい会議なのだが、雰囲気と違わず内容は深刻なものも少なくない。
今回は理不尽なクレーム対応から、仕事の期限を守らない上に、人の話を聴こうとしない、自分は正義で常に正しいと激しく勘違いしている外注先の扱い方について話し合った。世の中には訳のわからない人が大勢いるのだ。
ゆるーい割にはちゃっちゃと結論に至るので、だらだらと会議してるわけではない。会議にはアジェンダも資料もないが、いやー、最近、こんな件で困ってるんですよねー、みたいな感じで始まり、みんなさっさと会議を終わらせて飲みに行きたいから、ゆるーい割には課題や問題をテキパキと解決し、会議は効率的に進むのである。
家庭料理 むらや
会議を終えて懇親会。第二部とも言うが、本日の会場は那覇市松山、那覇中学校そばの「家庭料理 むらや」である。この店に来るのは4回目だろうか。二つの特徴を持つ店だ。まず一つ、持ち込みOK。炭酸好きな私はコンビニで買って持ち込む。おかみさんへのお土産だとか、店で出そうもない食べ物などを持ち込むことができる。
二つ目は飲み放題食べ放題で一人2000円。ただし、メニューはない。生ビールはひとり二杯まで。もちろんセルフだ。酒は泡盛のみ。氷と水は付いてくる。席はカウンター、テーブル、お座敷とあるので一人でもグループでも気軽に飲めるのが嬉しい。
この日も炭酸とおかみさんへのお土産のシュークリーム持ち込んで、第二部スタートだ。お通しに続いてマグロ刺身。うまそうな赤身だ。沖縄でよくわからないのは、店にはあまりいい赤みが置いてないのに、おかみさんがやっている定食店や飲み屋では、なぜかうまい赤身が出てくるのだ。きっとルートがあるのだろう。
料理スタート
続いてソーメンチャンプルー。沖縄ではソーメンを麺つゆで食べたりしない。このように炒めて食べるのだ。具が少なめのシンプルなものから具沢山まである。17年前のことだ。那覇新都心がまだまだ荒地で店もほとんどなかった頃、一軒だけあった居酒屋で食べた汁だくのソーメンチャンプルーがすごく美味かった。しばらくして再来店し、ソーメンチャンプルーを頼んだら普通のが出てきた。前回頼んだ汁だくのが食べたいと店員に言ったら、彼はこう言いました!
「あれ、失敗作なんです。」
いや、むしろ成功作だろ?その前に失敗作とわかっていて客に出したのか?おそらく、一緒に飲んでいたメンツにこの店のバイトがいたので「かまわんよ。」と出させたのだろう。そんなだから数年後に閉店したのだろうか。
牛肉と野菜のオイスター炒め。酒に合う。味付けは濃くもなく薄くもなく、いい感じだ。
鯖の唐揚げ。沖縄では定番だ。弁当にもよく入っている。やはり17年ほど前、ほっかほっか亭に「秋刀魚弁当」のポスターが貼られていた。七輪で焼かれている秋刀魚が美味そうだったので弁当を買ってみた。会社で開けてみたら、揚げ秋刀魚だった。
JAROに通報するぞ!!!!!💢
沖縄にこういう格言がある。
「酸っぱくなった揚げ物は、もう一度揚げると味が直るさあ。」
違うと思う。
煮つけと天ぷら
煮付け。絶品。味が染み込んで柔らかいのだが、クタクタではない。豆苗がいいアクセントだ。酒が進む。
なぜか食洗機の話で盛り上がる。一人が言う。
「うちの奥さんがね、家事してくれないんですよ。冬は水が冷たいからって。」
いや、あの、内地の冬の水に比べたらぜんぜんですが…
「それで私が朝五時に起きて、山のような食器と格闘してるんですよ。」
それなら食洗機を買いましょう!
「あれってビルトインだから、システムキッチンにしないと付かないんでしょ?」
そんなことないですよ!うちではパナソニックの独立型を使ってますよ。
「でも、高いんじゃないんですか?」
6〜7万円くらいだったかと。
「そんな価格で買えるんですか?もうすぐ三月で年度末セールもあるから、買おうかな。」
そうしたほうがいいですよ。食洗機ならスポンジで洗いにくいものもガンガン洗えますから。調理道具も洗えるし、毎回80度で洗うから、まな板の表裏も気にしなくて済むんですよ。
「買おうっと。」
ええ、数万円で買える幸せは買った方がいいですよ。
ラストは沖縄天ぷら。揚げたての熱々。
だいぶ飲んだので帰ることにした。みなさん、お疲れ様でした。なぜか最後にママがピースしていた(笑)
また半年後に来ますね。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)