JALファーストクラス

JAL508便 札幌ー羽田 ファーストクラス

札幌は春なのか

北海道は涼しい。半袖の人もいるが、ジャケットを羽織っている人も少なくない。札幌駅前ではビアフェスタの準備がされていた。この気候なら、夜に外で飲むと気持ちいいだろうな。二ヶ月ほど前に咲いていた旧北海道庁の桜は、すっかり葉桜になっていたが、庭園にはシロツメクサが咲いていた。

これって、春の花だよなぁ。

過ごしやすい季節ではあるが、これに馴染むと内地の夏には耐えられない。気温は沖縄よりも高く、湿度も引けを取らない。これから向かう先は熊本なのだ。1日一便の福岡への直行便は、ANAもJALも満席だった。早くMRJが航空会社に納入されて、地方同士を結ぶ便が増えれば、かなり便利になるのだが。150〜200人乗りの飛行機では、1日一便しか飛ばせないのだろう。

ホテル談義

仕事柄、出張が多いので、飲食店だけでなくホテルの利用も多い。年に何泊しているのか数えたことはないが、100泊は超えていると思う。そのうち半分は一度きりの出張、つまり再度訪れることがしばらくはない土地だ。リピートする場所はどうしても都市部になる。東京は社宅や実家があるので別として、札幌、仙台、名古屋、福岡。大阪は意外に行かない。

また、ホテルを予約するときに、特定のホテルを選ぶことは少ない。毎回違うホテルに泊まることの方が多い。そう意識しているわけではないが、空いているホテルから選ぶとそうなる。ただ、食事が無料のホテルだけは避けている。

食事と違い、ホテルに対してはあまり期待していないから、評価する気にもならない。新しくても古くても、隣の部屋の声は聞こえてくる。隣室のいびきがうるさくて眠れないことなどザラにある。隣室の話し声が突然途切れたり、イビキが突然止まって気になって眠れない時もあった。女性の喘ぎ声がホテルの廊下にまで響いてることも何度かあった。夜だけではない。隣室から聞こえる女性の大きな喘ぎ声で起こされた朝もあった。

ホテルのせいというよりも、隣り合わせた客に巻き込まれた事故みたいなことが多いので、ホテルのせいに使用とも思わない。私の中で定宿は岩見沢のホテルサンプラザだけなのだ。なので、食事のようにホテルについて記録する気がほぼほぼないのが実情だ。

JALファーストクラス 札幌ー羽田

今日は正午の便で札幌から羽田へ。乗り継いで福岡だ。羽田でランチを食べようかと思っていたのだが、チケットを見たら羽田まではファーストクラスになっていた。クラスJが満席だったのだろう。ならば機内で食事ができるし、メニューも昨日確認済みだ。

鰻だ。

機内に乗り込むと昨日と同じように機内食を食べるかどうかCAが尋ねてくれる。もちろん食事をお願いしますと答える。少し遅れて離陸した飛行機が安定飛行に入るとさっそく食事が出てきた。

小鉢は2つ。玉子よせとサーモンオクラ和え。

玉子よせはエビと鶏肉、椎茸の炊き合わせの上にしっとりした錦糸卵を載せたもの。それぞれを玉子と一緒に食べると茶碗蒸しのような味がする。薄味で出汁のきいた上品な味わいだ。山椒の芽が意外に合う。

サーモンとオクラ和えは、おろしたオクラの緑とスモークサーモンの紅が彩り美しい。これにさいの目に切られた白い山芋が合わさって爽やかだ。そうだ、イタリア国旗、いやいや、サーモンは赤ではない。むしろオレンジに近いから、まさにアイルランド国旗だ。シャクシャクした食感も爽涼感を加速させる。ご飯にも合う。今度、自宅でも作って妻と食べてみよう。

メインは鰻蒲焼

うなぎは程よく脂がのっていてふっくら。もっと硬いかと思っていたが、いい意味で裏切られた。皮も薄く、たれも少し甘めで、かと言ってくどくもない。美味い。ご飯のふっくりんことの相性も抜群だ。添えてあるごぼうと一緒に食べると、これまた美味い。ごぼうだけだと淡白なのだが、うなぎと合わせるための味付けなのだな。里芋も素材以外の甘さがあるのだが、なんだろう?ベビーコーンは蒸しただけ。なめこと昆布の佃煮が、これまた美味い。薄味なのがいい。ヤマモモの甘酸っぱさが口の中を爽やかにしてくれる。

デザートは古代米大福。中身はズンダなので、甘さ控えめなのが嬉しい。和菓子もいいなぁ。どこで売ってるんだろうか?ここで、熱いほうじ茶が運ばれてきた。あー、お茶はいい。いつからだろうか、子供の頃から冬でも冷たいものを飲んでいたのに、今では夏でも食事のときは熱いお茶、特にほうじ茶を飲むことが多い。自宅には伊右衛門のほうじ茶ティーバッグ100包入りが買ってあるくらいだ。けいたまもほうじ茶が好きだ。妻はコーヒー党だ。

満足だ。窓の外は夏の雲。もうすぐ8月だ。今年も半分以上終わったのだな。

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