大型鮑活け造り 殻付き刺身
グルメ 子育て

家族旅行2019 千葉県 弁天温泉 食事編

夕食は地魚てんこ盛り

旅行の楽しみは、何と言っても食事である。宿泊プランは地魚が充実した料理を選択した。久しぶりの温泉宿、房総の海の幸を心行くまで堪能したい。食事は大人二人分しか頼んでしない。三歳児と一歳児だし、どうせ食べきれないくらい食事が出るだろうと、子供たちの食事は頼まなかった。

地魚刺身盛合せ

温泉に浸かってのんびりしたら、夕食の時間だ。生ビールで妻と乾杯する。刺身盛合せはすごい迫力だ。地魚コースを選んだので、その名の通り地元でとれた食材のオンパレードである。キンメダイ、スズキ、ハマチ、鯵、さざえのつぼ焼きに鮑、イセエビと豪華である。色どりはランタナ、和名は七変化。種は猛毒を持つが、花は無毒のようだ。そもそも食用ではない。沖縄ではそこら辺に生えている植物だ。

スズキの刺身

スズキ…だと思う。いつもなら食材や簡単な感想をメモしておくのだが、この旅行ではほとんどメモができなかった。理由は後述するが、そんな訳で、これがスズキかどうかの自信は無い。ただ、食べたときに泥臭くなことに驚いたことを記憶しているので、スズキだと思う。なぜなら、若い頃、そう20年以上前になるが、千葉県産のスズキがやたらと泥臭かったので、このあたりで獲れたスズキを食べないようにして生きてきたのだ。それがどうだ。これはまったく泥臭くない。脂がのって味も濃い。スズキってこんなに美味かったっけ?と驚いたのだ。

サザエつぼ焼き

サザエのつぼ焼き。二人分とは言え、でかい。

キンメダイ刺身

キンメダイの刺身。半身は後程、煮つけになって出てきた。伊豆が有名だが千葉のキンメダイもなかなかのものである。今までに食べて、一番美味しかったキンメダイは銚子産であった。これも脂がのって、なかなかのものである。実は沖縄でもキンメダイは獲れるが、あまりおいしくない。

伊勢エビ刺身

イセエビの刺身。見た目も豪華だが、身にも甘みがあって、久しぶりに堪能できた。火を通した方が美味しいと言うイメージがあったのだが、この刺身はかなり行けた。妻と日本酒を飲みながら舌鼓を打つ。

イセエビ頭部接写

迫力のイセエビ。

鮑の刺身

鮑がでかい!いつも食べるのは、この半分くらいの大きさではなかろうか。

野菜てんぷら盛合せ

彩り豊かな野菜天ぷら。

イセエビの味噌汁

締めの食事に出てきたイセエビの味噌汁。まだまだ身が詰まっていた。食事もお酒も大満足である。

家族旅行の大誤算

家族での旅行は初めてではないが、数年ぶりであった。前回は一歳半のけいたま一人。それでも食事中に飽きて階段でトレーニングを始めたので大パニック。妻と交代で食事を済ませた。それで家族旅行は絶対に部屋食にしようと学習したのだが、甘かった。

前回はけいたま一人に離乳食とミルクをあげていればよかった。今は三歳児だ。不通にご飯を食べる。ゆうたまはミルクを飲むが、料理を食べたがる。子どもがいるからと、ご飯を先に持ってきてもらえたのは助かった。ふりかけも子供用の食器も用意してくれた。刺身はだめだが、二人とも魚好きなので、天ぷらや煮物を与えれば食べたし、最悪のことを想定してお菓子とバナナも購入した。

だが、けいたまはご飯をこぼすし、ゆうたまははしゃぐ。食事を始めた最初の内はおとなしくしていたが、すぐに飽きていろいろとやらかすので、ゆっくりと食事をする間がない。せっかくの料理をゆっくりと楽しむことができない。部屋食にしたのは正解だが、食事はさっと済ませられるものでなければだめだ。

夕食が始まって一時間後、和室にはさまざまな調度品が置いてあった。自分の背丈にちょうどあった家具を見つけて、iPadを鑑賞するゆうたま。けいたまは布団に入っている。私と妻はようやくゆっくりと食べることができたのだが、すでに締めだ。イセエビの味噌汁が運ばれてきた。

よって、写真を撮るのが精いっぱい。メモなどする余裕はなかった。

もちろん楽しい思い出もたくさんできたのだが、子連れの外食や旅行は気持ちを切り替えて、心してかからなければならない。旅行は子どもたちが主役で、両親は数年ほど我慢するしかない。五十歳という年齢は、通常ならば子供たちも家から出ていき、夫婦二人のんびりなんだろうが、私は妻と現役で子育てだ。

あと5年も経って、二人とも小学生になれば、状況はだいぶ変わるだろう。上の子たちは、小学生になったら、子供だけで飛行機に乗って、北京から日本にしょちゅう来ていたのだから。

朝食はオーソドックス

翌朝、朝食である。もちろん、部屋食。二部屋あって、ひとつがダイニングになっているので、布団を敷いたまま食事ができるので、子供連れにはとても助かる。若い頃は、旅先でアジが出るとがっかりしたものだが、今はウェルカムだ。干物は娘二人とも好物である。以前は自宅でも朝食は和食であったが、今は洋食のことが多いので、干物を食べる機会が減ってしまった。

いずれも美味しくいただいた。旅行でいつも思うのはコメの旨さだ。地元でとれた米をきれいな水で炊く。同じく地元産の素材をふんだんに使った料理は、シンプルなものでも、ありふれた調理でも、美味しくいただけるのだと再認識させられる。生玉子をゆで卵に変更してもらえる気遣いも嬉しかった。

食事も温泉も眺めも素晴らしい宿なのだが、後継ぎがいないために、あと数年で閉鎖するという。もったいない。アクセスもいいし、敷地も広い。眺めもいい。泉質も加温とは言え、珍しい温泉だ。一日数組限定の高級隠れ家宿にすれば需要があるのではないかと、素人ながらに思ってしまうのだ。

ぜひ、その前にもう一度訪れたいと妻と話しながら、旅館を後にしたのだった。