天もりそば

羽田空港 第1ターミナル あずみの 天もりそば

羽田空港の異変?

三沢空港から飛行機が離陸する。羽田空港での乗り換えには二時間ほどの空きがある。ちょうどランチタイムだ。さて、何を食べようか。今日は朝食も食べていない。ネットで第1ターミナルのレストランを確認する。

あれ?

トラジ、閉店。
キハチ、閉店。
AVION、閉店。

いずれも人気店だったように思うけど…トラジはコスパ悪かったかな。

そもそも、一旦、外に出て食べるほど時間があるのかいな。羽田に到着すると、到着ロビーまではバスで案内されたので、残り時間は一時間半とになっていた上に、昼時で飲食店は大混雑だった。

あずみの

とりあえず鹿児島行きの便が飛び立つ13番ゲートに向かう。ちょうど飲食店の真ん前のゲートだ。三合庵で蕎麦でも食べるかなと考える私の前に現れた蕎麦屋は「あずみの」だった。

なんで?

女性の制服がアンナミラーズばりのボディラインを強調したピチピチの白ブラウスではなく、もっさりしたモスグリーンの割烹着に変わってるではないか!

朝食を抜いたからガッツリ食べたいのに、蕎麦では役不足だ。かと言って、寿司も嫌だし、丼やカレーもちょっとなのだ。

仕方ない。

ラウンジに向かう。しかし、なんでこう、ラウンジや受付には必ず受付嬢を怒鳴りつける、アホなオヤジがいるんだろうな。バカじゃないか。見苦しい。死ねばいいのに。空腹のせいか、思想が過激化している。

焼きカレーパンとトマトポテトチャウダーで飢えをしのぐ。

メニュー

時計は午後一時前になっていた。今なら空いているはずだ。ラウンジを出てゲートに向かう。そう、今なら蕎麦で足りるはずだ。君は役不足なんかじゃない。

能書きを読む。それはいい。何を食べるかだ。選択肢は少ない。不本意ながら天盛りを食べることにする。食券を買うのか。しかし、ここもスイカが使えない。1100円の食券を買うのに千円札を二枚入れると、なんだか負けた気がするのはなぜだろうか。

カウンター内の店員に食券を渡すと半券を返された。この番号が呼ばれたら、私の蕎麦なのだ。

天もりそば

五分ほどで呼ばれた。蕎麦は色の黒い、細めの麺。これを辛口のつゆに少しつけて食べる。うん、コシがある、伸びもある。喉越しもいい。蕎麦はこうでないとね。嵯峨谷の蕎麦の喉越しとは大違いだ。

天ぷらはカリカリの熱々だ。舞茸もエビも中はホクホク、カリフワの天ぷらだ。さすがに専門店のようにはいかないが、十分にいける。ただ、めんつゆをつけると、辛口なのでしょっぱ過ぎるし、ただのしょうゆ味になってしまうから、添えてある塩で食べる方が美味い。

蕎麦つゆからはカツオとネギの香りが匂い立つ。麺をつゆに少しつけてすする。蕎麦の香りが少し弱い気がするのは、まだ少し私の鼻が詰まっているからなのだろう。

ごちそうさま

ポットに入った蕎麦湯はほぼ透明だ。蕎麦猪口にたっぷりと入れる。一口飲む。

塩っぱい。

少し飲んだら、また蕎麦湯を足す。一口飲む。

うーん。微妙。

なんだろう、蕎麦の香りがしない。

うーん、残念。

美味い蕎麦が食べたいなあ。

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