2020年7月10日
厚岸生牡蠣

東京都港区 浜松町 北の国バル 熟成蝦夷ジカのグリル

北の国バル

ランチを終えてからオフィスに戻ると、会議だ。予定を変更して、時間を半分にした。参加人数は20名近くだったが、この雪だ。首都圏は雪と風に弱い。子供の頃から二年前まで東京(含む近郊)に住んでいた私だ。嫌という程、知っている。

それでも十名程が懇親会に出席するという。次の会議に出席する数名を残し、大半が飲みに行くと雪の街に消えた。まだ午後四時半なのに。その後、会議を終えた私は、社宅に荷物を置いてから懇親会場に向かうことにした。皆と別れ、雪の中を荷物を引きずりながららとぼとぼ歩く。なんか切ない気がしないでもない。

雪の東京

部屋に荷物を置いて身軽になると、心まで軽くなった気がした。雪で足元が悪くなり、皆が小さな歩幅で恐る恐る歩いてる中、自分は普段通りに大股で早足に歩く。雪国歴4年は伊達じゃない。靴も雪国仕様の強力アイテムだ。札幌のABC的で買ったものだ。スタッドレスタイヤと同じゴム底で、滑り止めにグラスファイバーが埋め込まれている。この程度の雪はぜんぜん目じゃない。

店舗外観

目的地は北の国バル。来るのは二度目だ。実は明日から北海道に出張だと言うのに、東京で北海道の店。これも余興じゃ、構わんぞ。一度食べに来たが、この店はなかなか美味いのでな。店に入ると、皆は二階に集まっていた。さて、何を食べようか。え?注文済み?あらら。

生牡蠣

生牡蠣は厚岸。「かきえもん」に「まるえもん」。こいつは美味いんだよなぁ。かきえもんにレモンを絞り、身を口に放り込む。うん?なんだか水っぽいのは気のせいだろうか。

生牡蠣

グリーンサラダ

九条ネギの辛味がいい感じにきいている。コクのあるドレッシングと相まってうまい。

グリーンサラダ

熟成蝦夷ジカのグリル

見た目がてれってれだ。脂がのっている。シカ肉はどちらかと言うと淡白なのだが、グリルする事で脂も味も凝縮するのだろう。こいつにザウアークラウトとマスタードつけて食べる。美味い。

熟成蝦夷ジカのグリル

一人がザウアークラウトを指差して言う。

「これ不味くて嫌なんだよな。」

んなこたねーよ。メガジョッキでハイボールを頼む。

滝川赤平の合鴨と鹿のラグー

前回食べた時、すでに気に入っていた。野性味溢れる肉とウイキョウの香りがいい。ピリ辛だがオーダー時に辛さを指定することができる。細めのパスタとよく絡む大人の味だ。滝川赤平の合鴨ってなんだろう。調べてみると滝川の合鴨生産会社の加工工場が赤平にあるのだった。隣町ですしな。

滝川赤平の合鴨と鹿のラグー

鹿は北海道では養殖していない。エゾジカなどそこら中にいる。奴らは冬眠しないから、熊がいない冬は我が物顔で歩き回る。もちろん、それを狩る人もいる。熊と違って鹿は襲ってこないから、ハンターも安心なんだとか。

北海道の肉皿、三種盛り

知床鳥の炭焼きが美味。十勝野ポークも美味。なのに知床牛は火が通り過ぎて肉がパサパサ。塩も強すぎだ。

北海道の肉皿、三種盛り

メニューの写真とだいぶ違う。

北海道の肉皿、三種盛り(メニュー)

毛ガニ甲羅詰め

毛ガニは豪勢だ。甲羅詰めにジュレを合わせて蟹味噌添え。北海道だねえ。カニ肉をひとつまみ。んー、味はイマイチかな。うーん、私とこの店のシェフとは味覚が合わないのだろうか。それともやはり味がイマイチだから、私の席に回されてきたのかな。

「このカニ、美味しい!」

隣の女性が一口食べて驚く。えー、そんなに美味しいかな。

毛ガニ甲羅詰め

知床牛と春菊のタリアテッレ

ついにフィニッシュの皿だ。タリアテッレとはイタリア北部の呼び方で、中南部ではフェトチーネとも呼ぶ。きしめんパスタだ。見た目はいいのだが、牛肉のスライスは取りにくいし、パスタに絡ませづらい。一口食べる。塩っぱい。塩が強過ぎ。まずくはないが、味に一体感がない。それでも食べてしまうのだが、やはりしょっぱい。これではまるでパスタ焼肉載せ春菊添え。なんだかなー。

知床牛と春菊のタリアテッレ

ごちそうさま

前回は最後まで満足だったのに、今回はどうしたのか。後半戦は不満の残る結果となった。これがのちに強烈な不満に変わるとは、この時はまだ知る由もなかった。

外は記録的な大雪。みんな帰れるのだろうか?相変わらずタクシーを呼ぶことはできなかったが、第一京浜にはそこそこタクシーが走っていて、手を上げれば停まってくれた。

私は歩いて社宅に戻ったのだった。

北の国バル

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